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【浦和】C大阪とスコアレスドロー。スコルジャ監督の記者会見「エネルギーを注入したかったが、今日の交代策は十分なパワーをチームに与えられなかった」

浦和のスコルジャ監督。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI

「ポジティブだったこと」にチアゴ・サンタナの復帰を挙げる。

[J1 22節] 浦和 0-0 C大阪/2025年5月28日19:33/埼玉スタジアム2002

 クラブ・ワールドカップ(クラブW杯)開催に伴いこの日に組まれたJ1リーグ22節、浦和レッズはセレッソ大阪とスコアレスで引き分けた。浦和はリーグ3戦未勝利(2分1敗)に。

 浦和のマチェイ・スコルジャ監督は試合後の記者会見で、「立ち上がりは難しいものとなり、あまりリズムを作れませんでした。時間が経つに連れて、よりいいプレーができて、結果的に前半はゲームをコントロールできていたと思います」と振り返り、次のように続けた。

「ただゾーンワンに引いて、そこから前へ出て行けない場面が多くありました。相手が作った決定機は一回のみでした。最後の15分から20分はよい良いプレーが出て、サヴィオのパスから素晴らしい場面も作り出せました」

 そして後半。指揮官はこの日の交代策が、あまり効果的ではなかったと悔やんだ。

「後半はより早くボールを動かし、ライン間でボールを受けながら展開していこうという狙いを持ち、いいプレーの流れからヒロ(石原広教)のヘディングシュートもありました。そして体力が少し落ちてきていたと感じ、エネルギーを注入しようとしたものの、今日の選手交代は十分なパワーをチームに与えられませんでした」

 そこからは劣勢を強いられた。スコルジャ監督は試合終盤、何とか耐えられた……と受け止めていた。

「最後の15分から20分は相手に支配され、ローディフェンスでなんとか防ぐ展開になってしまいました。体力があるうちは良いプレーができていましたが、体力が落ちてからはパフォーマンスも低下してしまいました。次の試合に向けて、まず体力を回復させなければいけないと思います」

 そして指揮官は「ポジティブだったこと」として、チアゴ・サンタナの戦列復帰を喜んだ。ただし「本来の調子を取り戻すには時間がかかると思います。クラブ・ワールドカップに向けても、時間を伸ばしていければと思います」と課題も挙げた。

 また松尾佑介とチアゴでは、センターフォワードとしての役割が大きく異なることについて質問があった。スコルジャ監督は「佑介のようなタイプは、このチームにいません。異なるフォワードのプレーヤーが揃っていて、その中で毎試合、佑介を90分使うわけにはいきません。今シーズン前半戦のチアゴのパフォーマンスは良かったと思います。彼のコンディションを、ここから上げていきたいたです」と期待を寄せた。

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 浦和は次戦6月1日、再びホームの埼スタで横浜FCと対戦する。そのあとアメリカでのクラブW杯に向かう。

Posted by 塚越始