【浦和】前線のゴールいまだゼロ。ヘグモ監督が挙げた課題とは? 「私が改善点だと思っているのは…」。湘南ベルマーレ戦へ抱負を語る
ヘグモ監督。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI
ショルツ負傷、佐藤瑶大を起用か、「勇敢なプレーを期待したい」。
[J1 4節] 湘南-浦和/2024年3月17日15:00/レモンガススタジアム平塚
J1リーグ4節、浦和レッズは3月17日にアウェーで湘南ベルマーレと対戦する。ペア=マティアス・ヘグモ監督が15日にオンラインによる記者会見に応じて抱負を語った。
前節の北海道コンサドーレ札幌戦(〇1-0)で初勝利を収め、今回は連勝を目指す。とはいえ、まだゴールはアレクサンダー・ショルツのPKとコーナーキックの流れからの酒井宏樹の一撃しか奪えずにいる。しかもショルツが大腿部の負傷で離脱に……。指揮官は、ショルツと代わって途中出場した佐藤瑶大について「仮に湘南戦で彼が出るとなれば……札幌戦でのプレーをもう一度見せてもらいたい。ピッチ上で自身の権威を示すようなプレー、勇敢なプレーを期待しています」と、エールを送っていた。
また、これまで流れの中から得点を奪えずにいる。攻撃面の課題について、ヘグモ監督は次のように語っていた。
「私が改善点だと思っているのは、切り替えの瞬間です。ピッチのいろいろな場所でボールを奪えたその瞬間、相手の陣形が整う前にカウンターを仕掛ける必要があります。同時に複数の脅威を作らなければいけません。たとえば逆の動きをすること。前線の一枚が降りたら、一枚が裏を狙うといった組み合わせです。そしてチャンスでは、落ち着いて正しい判断をすることも求められます」
攻撃のスイッチが入る瞬間の共有――。湘南が3バックと4バック、どちらで来るか読めないなか、いずれにせよその点を課題に挙げていた。
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またインサイドハーフに小泉佳穂と伊藤敦樹が起用されているが、シュートを全く打てていないという指摘も受けた。指揮官は「ディテールも大切だが、今はプラットフォームを作っている段階。チームを成長させる時、最も時間がかかるのは攻撃面です。選手同士の関係性やスキル、そしてフィニッシュなどたくさんが絡みます。練習の強度も上げていたので、フィジカル的に選手たちの体も追いついてきているところです」と説明していた。