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【なでしこ】ブラジル戦、清家貴子が先制弾も逆転負け。藤野あおばのトリヴェラでアシスト、後半ファーストプレー完璧に崩したが…

ブラジル女子代表から先制点を決めた日本女子代表の清家貴子(右)と千葉玲海菜。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

カナリアの彗星、19歳ジョンソンにデビュー戦初ゴールを決められる。

[親善試合] ブラジル女子代表 – 日本女子代表/2025年6月3日(現地2日)/ネオ・キミカ・アレーナ(ブラジル)

 なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)がブラジル女子代表との第2戦、1-2の逆転負けを喫した。2027年の女子ワールドカップ(女子W杯)のホスト国への遠征は2連敗に終わった。

 日本のニルス・ニールセン監督は3日前の第1戦から先発6人を変更し、若手やWEリーグ勢を抜擢した。三菱重工浦和レッズレディースの髙橋はなが右サイドバックで起用され、CB石川 璃音と並んでコンビを組んだ。また前線にはノースカロライナ・カレッジの松窪真心が起用された。

 立ち上がりはブラジルが主導権を握り、前半途中から日本が流れを掴む時間帯も。背後のスペースを突いて突破口を切り開く清家貴子だが、決定機で2本シュートを外してしまい、なかなかゴールを攻略できない。

 日本は後半開始から左SBに千葉玲海菜を投入。いきなりファーストプレー、その左サイドから完璧に崩して、最後は藤野あおばのアウトサイドキックにかけたクロスのトリヴェラに、駆け込んだ清家が合わせてゴールネットを揺らした。

 しかし54分、セットプレーから石川のオウンゴールで1-1に。

 また63分、清家がまたも決定機でシュートがポストを叩き、その際、相手の足に向かうアフターチャージを受けて負傷交代を余儀なくされた。

 すると79分、日本のコーナーキックのチャンスが一転、ブラジルのカウンターに。ケロリンのパスから19歳の彗星ジョンソンにデビュー戦初ゴールを決められてしまう。

 日本は85分に宮澤ひなた、山本柚月を投入。しかし、清家が退いたあとは、ラインブレイクの動きがなくなり、むしろブラジルに勢いを与えて敗れてしまった。

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 日本はこのあと6月28日4時から、レガネスでスペイン女子代表と対戦する。7月には韓国で開催されるE-1東アジア選手権に臨む。