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【移籍】一発逆転でのW杯 日本代表“レギュラー獲得”へ、藤田譲瑠チマがザンクト・パウリに完全移籍

ザンクト・パウリへの完全移籍が発表された藤田譲瑠チマ。※クラブ公式サイトより

STVVから完全移籍、詳細は両クラブ間の合意により公表されず。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部ザンクト・パウリは6月27日、ベルギー1部シント=トロイデンVVでプレーしてきたサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)MF藤田譲瑠チマ(Joel Chima FUJITA )を完全移籍で獲得したと発表した。

 移籍内容の詳細について、両クラブ間で公表しないことで合意している。

 藤田は熱狂的で知られるザンクト・パウリのサポーターに向けて、次のように抱負を語っている。

「FCザンクト・パウリは評判の良いクラブで、スポーツダイレクターと監督との話し合いを経て、自分の強みを生かしてチームの成功に貢献できると確信しました。新しいチーム、街、何よりファンの皆さんに心から感謝しています」

 一方、藤田はSTVVを通じて、次のように感謝を伝えている。

「このたび、STVVを離れ、新たなチャレンジをするになりました。かけがえのない経験ができたSTVVのスタッフ、チームメイト、いつも温かく応援してくださったファンの皆さんに心から感謝しています。 新しい環境でも成長を続け、これまで以上に努力を重ねていきたいと思います。引き続き応援していただけたら嬉しいです。本当にありがとうございました」

 パリ・オリンピック日本代表の司令塔であり、日本代表でも3試合でプレー。フル代表ではなかなか機会を得られずにいるが、遠藤航は1年間フル稼働しておらず、守田英正も負傷を繰り返してきていて、いずれも30代となっている。ボランチの新世代の突き上げも求められている。

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 23試合の司令塔候補が、一発逆転での北中米ワールドカップ(W杯)の“レギュラー獲り”へ。自身初めて5大リーグに挑む。