中島翔哉がポルトでの練習再開「全てをクリアした」。コンセイソン監督と会話をかわす
中島翔哉。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
新型コロナウイルスの検査結果は「陰性」。
ポルトガルメディアの『A BOLA』は7月3日、新型コロナウイルスによる中断期間のあとチームの活動に参加できずにいたポルトガル1部リーグFCポルトの日本代表MF中島翔哉が、トレーニング施設を訪れ練習を再開させたと伝えた。クラブは別メニューで調整する姿を写真とともに紹介。また、同メディアは中島がセルジオ・コンセイソン監督と会話をかわす写真も公開している。
記事では、中島の仲介人の「すべてをクリアした」というコメントを紹介し、あとは試合出場を目指すだけだと強調する。ブラジル人の仲介人は「トレーニングに戻る前に新型コロナウイルスの検査を受ける必要があり、結果は陰性でした、彼はFCポルトを助けるためにも、コンディションを1日も早く高めようとしています」と語っているという。
とはいえ、全体練習が再開されてから長期に渡りチームで不在となった。そうした状況で、チームメイトが歓迎してくれるか? 記者の質問に対して、この仲介人は監督・スタッフ、チームメイト、フロント、それぞれに「ナカジマは自らの価値を示し、チームの成功に貢献すること」で示すしかないと強調する。
ポルトはリーグ首位に立ち、ここから最も重要な局面に差し掛かる。背番号10をつける中島にはチームの競争力をさらに引き上げ、“救う”ことが求められる。
熱情家でもあるセルジオ・コンセイソン監督と対話をするなか、これまで生じていた齟齬や誤解については解消されていくはずだ(問題が契約内容などにあるならば話は別だが)。
29節を終えてポルトは22勝4分3敗の勝点70でリーグ首位。2位のライバルSLベンフィカとは勝点差を「6」に広げている。中島はリーグ16試合・1アシストを記録。
ポルトがさらに強い一枚岩になって、ラススパートへ突入する。
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[文:サカノワ編集グループ]