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槙野智章のベストバウトは? 2021年天皇杯決勝・浦和vs大分「やはり忘れられない」。Jリーグに熱狂を起こすため鈴木優磨らに期待「ケンカしろとは言わないが…」

槙野智章が決勝弾!写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

引退記者会見を行う。ゴールパフォーマンスのお気に入りは「魚釣り」。

 J1リーグ・ヴィッセル神戸に今季所属した元日本代表DF槙野智章が12月26日、「現役引退および 槙野劇場第二章 開幕宣言会見」を行った。神戸のYoutube公式チャンネルでも中継された。

 槙野は引退を決めた理由について、ケガをした夏以降「納得いくプレーを見せられず迷惑をかけてしまい、自分が失点にかかわってしまったシーンもありました」と語り、トップパフォーマンスを発揮できなくなってきたと感じ、そこから引退を決めていったという。また今後について、指導者の道を歩み、監督を目指すと改めて決意を口にした。

 また、プロキャリア17年間でのベストバウトを問われた槙野は、自身が決勝ゴールを決めた2021年12月19日に国立競技場で行われた天皇杯決勝・大分トリニータ戦(〇1-0)を挙げた。

 83分から途中出場し、直後、ペレイラに決められて1-1と追い付かれてしまう。それでもあきらめず90+3分、セットプレーの流れから柴戸海のミドルを槙野がヘッドで合わせてコースを変え、逆転ゴールを決めてみせた。

「プレー時間は短かったですが、退団を表明した最後の試合。優勝して置き土産という形で、チームを離れることになったあの試合は、やはり忘れられません」

 ちなみに一番好きなゴールパフォーマンスは、サンフレッチェ広島時代の京都サンガF.C.戦で行った「魚釣り」を挙げた。チーム全体を巻き込んだパフォーマンスなのが「槙野劇場の売り」ということだ。

 そして、Jリーグに熱狂の波をもたらすためには、「感情を表に出す選手がどんどん出てきてほしい」と期待した。例えば鹿島アントラーズの鈴木優磨を挙げて、「僕は好きな選手」として、次のように語った。

「感情を表に出して周りを巻き込み、スタジアムの雰囲気を変えられる。そういう選手がJリーグでプレーしているのはすごく嬉しいし、応援したくなります。ケンカしろとは言いませんが、感情を出してバトルし合う姿を、若い選手たちから見せてほしいです」

 そのように、今後は日本でありJリーグから、どんどん発信していきたいと意欲を示していた。

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