Jリーグ、またパワハラ。J3高知の秋田豊監督が休養も反論「事実と異なると感じるものが複数ある」
秋田豊氏。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
特別調査委員会を設置へ。
J3リーグの高知ユナイテッドSCは6月29日、秋田豊監督が休養すると発表した。神野卓哉ヘッドコーチが暫定的に指揮を執る。
休養の理由は、選手・スタッフから秋田監督の指導に、パワーハラスメントの申し立てがあったため。報告を受けたあとクラブでヒアリングを実施したなか、選手・スタッフと秋田監督の両者の意見が一部相違し、クラブとして第三者の弁護士で構成する「特別調査委員会」の設置を決定。 その調査の結論が出るまで、秋田監督の練習、試合への参加を見合わせる判断を下した。
調査結果については改めて報告される。
秋田監督はクラブを通じて次のようにコメントし、一部反論している(※原文のまま掲載)。
「まず初めに、私の指導に際し、事実、精神的に傷ついた人たちがいることに関して、申し訳ないことをしたと思っており、深くお詫び申し上げます。私自身はこれまで指導に際し、ハラスメントを意図して行ってきたことはありませんが、結果として、こうした申し立てに至ったことを深く反省し、今後の指導については、精神的に傷つけたり、不快な思いをさせることがないよう、十分に心がけていきたいと思っています。
しかし、ヒアリングの中でクラブ側から聞いた申し立て内容は、事実とは異なると感じるものが複数ありました。
このことについては、特別調査委員会の調査の中でも、しっかりとお伝えしていきたいと思っております。調査の結果が出るまでは練習並びに試合に参加することはいたしません。
せっかくチームも上り調子になってきたところで、このようなことになって本当に申し訳ありません。スポンサーの皆様やサポーターの皆様、選手並びにスタッフに対して、あらためてお詫び申し上げます」
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日本の最高峰であるJリーグだが、パワーハラスメントでこれまで二人の監督が日本サッカー協会からも処分され(いずれも現場復帰)、今季もJ1クラブチームの指揮官について疑惑が週刊誌で報道されていた。