バルサ来日問題、日本サッカー界“本家”YASUDAが先に声明。ヤスダグループと「一切の関連性はございません」
サッカー用品ブランド『YASUDA』が、「一部で混同されることがある海外サッカークラブのスポンサー企業様との関係性について」と声明を発表。※YASUDAの公式サイトより
「海外サッカークラブのスポンサー企業様とは、一切の資本関係、業務提携、およびその他関連性はございません」
スペイン1部FCバルセロナが7月24日、「重大な契約不履行」を理由に、27日にノエビアスタジアム神戸で予定されたヴィッセル神戸との試合に向けた来日を一旦中止すると発表。その後、楽天の介入によって、バルサの一向は25日11時出発の計画で再び動き出した。
今回のツアーの共同主催者の一つであるD-DRIVE社は、もう一方の主催者だった「ヤスダグループ」の期限までの代金未納、さらには不正の疑いがあったことを糾弾していた。
25日16時時点で「ヤスダグループ」は、沈黙を貫いている。
そうしたなか、日本のサッカー界の礎を築き、このほどサッカー用品「YASUDA」ブランドを再開させた、“本家”と言える「株式会社YASUDA」が7月25日に声明を発表。レアル・ソシエダの胸スポンサーも担った「ヤスダグループ」とは、一切の関連性、つながりがないと説明した。
「株式会社YASUDA」は公式サイトで、「この度、一部のお客様やメディア関係者様より、弊社株式会社YASUDAが、一部で報道されている、または混同されることがある海外サッカークラブのスポンサー企業様と関連があるか否かについて、お問い合わせをいただく機会が増えております」と、問い合わせが来ている状況を伝え、次のように説明する。
「弊社は、1932年創業の日本のサッカー用品ブランド『YASUDA』を運営しておりますが、上記海外サッカークラブのスポンサー企業様とは、一切の資本関係、業務提携、およびその他関連性はございません。
これまでも、弊社製品をご愛用いただいている皆様、また報道関係者の皆様には、混乱を招かぬよう努めてまいりましたが、今般の状況を受け、改めて明確にご説明させていただく次第でございます」
そのように、2002年の自己破産を経て2018年に復活した日本のサッカー用品ブランド『YASUDA』は、ヤスダグループと一切のつながりがないと強調している。
「今後とも、弊社株式会社YASUDAは、日本人の足に合う日本規格のサッカー用品を通じて、日本のサッカー文化の発展に貢献してまいりますので、変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。株式会社YASUDA」
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そのように締めくくっている。