【移籍】三笘薫のバイエルン行きは「なし」。ルイス・ディアスがミュンヘン到着、メディカルチェックを経てサインへ
三笘薫 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
ディアス、日本からドイツへ飛ぶ。
リバプールFCのコロンビア代表FWルイス・ディアスが7月29日、ドイツ・ブンデスリーガ1部 FCバイエルン・ミュンヘンに加入するため、日本からドイツに渡りメディカルチェックを受けている。問題がなければ、同日中にも契約書にサインし、ビッグディールが成立する。
バイエルンは新シーズンに向けて、「左ウイング」を最重要な補強ポイントに挙げていた。そしてフロリアン・ヴィルツを“奪われた”リバプールのルイス・ディアスがバイエルンでのプレーを望んでいると聞いて、猛プッシュを仕掛けてきた。
一気に個人合意に。さらにクラブ間交渉も結果的にはスムーズに進み、移籍金は6500万ユーロ(約111億円)とも6900万ユーロとも、7000万ユーロ(約120億円)以上とも言われる。
ただし、このディール成立により、イングランド・プレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCに所属するサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)三笘薫のバイエルン行きは事実上なくなった。
ドイツメディア『ビルド』は7月17日の段階で、バイエルンがマーケットの初期段階で三笘サイドと接触し好感触を得ていたものの、その後「一度も接触していない」とレポートしていた。
日本代表エースに対する、そんなバイエルンの折衝方法に疑問を投げかけていたのだ。
ただ、当初他にも名前の挙がったリバプールのコーディ・ガクポ、ACミランのラファエル・レオンは早々に候補から外れていたという。そうした動きを見ると、ドイツ王者は三笘を“有力候補”として考えていたが、そこでディアス獲得の可能性が浮上し、後者のオペレーションが優先されたようだ。
もしもリバプールから、レオンのように高額な移籍金(288億円とも言われる)が設定されるなど事実上の拒否にあえば……三笘のオペレーションが再び稼働していたことはあり得た。
もちろん三笘のブライトンに懸ける想いは強い。実際、早い段階で、バイエルンとの話が非アクティブになっていた可能性もある。
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『スカイ』はこのほど、三笘がブライトンと「新たな契約にサインしたいと考えている。2年残っている現在の契約を、さらに延長したいとクラブに伝えた」と報じていた。