【日本代表】ガーナ戦、ひと言寸評。久保建英「もうゼロとは言われない。これからがスタート」。堂安律が考える伊東純也と異なる“武器の活用法”
ガーナ戦に先発した日本代表のイレブン。写真提供:日本サッカー協会/(C)JFA
試合開始直前にスタッフから「3バックもあり得るぞ」と伝えられ、柴崎岳「いくつかのプランを思い描いた」。
[キリンカップ] 日本代表 4–1 ガーナ代表/2022年6月10日18:55/ノエビアスタジアム神戸
「キリンカップサッカー2022」日本代表が久保建英と前田大然の国際Aマッチ初ゴール、さらに山根視来と三笘薫の得点で、ガーナ代表に4-1の勝利を収めた。
日本代表のひと言寸評は次の通り。
GK
1 川島永嗣(シュトラスブール)
被シュート4本、枠内1本で1失点。
DF
2 山根視来(川崎)(▼85分)
そのインナーラップはW杯でも日本の得点源になり得る。
22 吉田麻也(サンプドリア)(▼HT)
相手の出方を見て、高めにライン設定。起点としても機能。
3 谷口彰悟(川崎)
ミスパスもあったが、最終ラインの中でパスの質が一人異なり、ビルドアップをスムーズにしていた。
26 伊藤洋輝(シュツットガルト)
やや雑なプレーもいくつかあったが、左サイドバックの争いに確実に食い込んできた。
MF
6 遠藤航(シュツットガルト)(▼69分)
ブラジル戦に続き戻りながらの守備で、危険な位置でファウルを取られたのは懸念材料か。
11 久保建英(マジョルカ)
21歳ファーストゲームで待望のフル代表初ゴール。「(ゴールを決めたセレブレーションについて)喜ぶタイミングを失ってしまって……。アシストしてくれた三笘選手にまず感謝を伝えに行き、そこで何かをしようと思いましたが、みんなが集まってきてくれて、喜んでくれました。ここからいっぱい点を取りたいです。もうゼロと言われることなくなったので、ここからがスタート。狙っていきたいです。足を傷めて、交代してもらうべきか考えたが、もうチャンスがないと思っていました」
15 三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ)(▼80分)
左サイドを打開し、1得点・1アシスト。このアフリカ代表国に通用したのは、また大きな自信になりそうだ。
21 堂安律(PSV)(▼69分)
上田との相性か、ブラジル戦に続いてやや単独での打開を何度も試みて失敗。それでも1アシストと結果を残し、勝利に貢献。「伊東選手はタテの突破力があり、自分はより幅を広げて仕掛けることを意識していました」
7 柴崎 岳(レガネス)
インサイドハーフとボランチを兼任する形で、全体のバランスを取りながらフル出場。「どちらかというと(遠藤)航を補完しながら、タケが攻撃に関わっていく。その攻守のバランスを見ながらプレーしていました」。試合開始直前、スタッフから「3バックもあり得るぞ」と伝えられ、いくつかのプランを思い描いたという。
FW
25 上田綺世(鹿島)(▼80分)
体を張って競り勝ったシーンが見せ場に。国際Aマッチ初ゴールはならず。なかなか流れに乗れず。
▼交代出場
DF
4 板倉滉(シャルケ)(▲HT)
久保のボールロストから体を張った守備に、森保監督も大きな拍手でたたえていた。
14 伊東純也(ゲンク)(▲69分)
突破口を作り出して、前田のゴールをアシスト。先発でも交代出場でも、どちらもいける。
17 田中碧(デュッセルドルフ)(▲69分)
バランスを取りながら、前線の特長を引き出した。
24 前田大然(セルティック)(▲80分)
「(伊東)純也くんがシュートを打ったとしても突っ込んでいくぐらいの気持ちでいました」。持ち味の一瞬のスピードを生かして1ゴール!
10 南野拓実(リバプール)(▲80分)
ボールを収めると危険な匂いを放ったが――。ゴールに迫れず。
20 中山雄太(ズウォレ)(▲85分)
ラストカードで投入され試合を締めた。
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