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レアル・マドリードが久保建英の「復帰」を検討。アセンシオ退団で

久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ブラヒム・ディアスの動向によっては!?

 スペイン1部レアル・マドリードが、レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英(KUBO Takefusa)の“復帰”を検討している!? 

 レアル・マドリードで2013年からプレーしてきた右ウイングを主戦場とするスペイン代表FWマルコ・アセンシオ(Marco Asensio)が今夏フリートランスファーとなることが決定的に。『ESPN』によると、現在、フランス1部パリ・サンジェルマンとの交渉を進めているという。

 スタメンでの出場機会が減少したアセンシオだが、今季リーグ30試合・9得点・6アシスト、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)12試合・3得点・1アシストなど、公式戦通算50試合・12得点・8アシストと、主力級並みの結果を残している。その数字を埋めるタレントが必要になるわけだ。

 スペインメディア『AS』は5月27日、「アセンシオの後釜はいる」というレポートを掲載。ACミランに期限付き移籍中のブラヒム・ディアスをバックさせることが妥当と見ている。タイプは異なるものの、23歳のディアスにとっても「好ましいリスタートになるのではないか」と見ている。

 もう一つの選択肢として、久保の名前が挙げられている。

 ただ、レアル・マドリードからレアル・ソシエダに移籍した際、付帯させたオプションによる優遇があるものの、獲得のためには6000万ユーロ(90億円)が必要だという(他チームからオファーがあった場合、その半額で獲得できる条項もあるようだが)。それはレアル・マドリードにとっても高額であるという。

 ボルシア・ドルトムントのイングランド代表MFジュード・ベリンガム獲得のプロジェクトが優先されていて、しかも久保はあくまでもレアル・ソシエダの一員であり、「その交渉をする場合、とても複雑になっている」と言及している。

 レンタル移籍の続いた久保自身も、レアル・ソシエダへの思いは強く、継続してプレーしたい意思は強い。何より来季UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場も果たせそうであり、久保の気持ちは現状ソシエダ一色に染まっているようだが――。

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