×

浦和が活動再開、『復習』に時間を費やす。リカルド監督「全員が同じ考えのもと基準を合わせるために」

浦和のリカルド・ロドリゲス監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

18日のリーグ名古屋戦で再開。

 J1リーグ浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が6月10日、オンラインによる取材に応じて、約1週間のオフを明けて後半戦への抱負を語った。

 リカルド監督はこの束の間のオフ、家族とともに伊豆で過ごしたそうで、「今年に入り40試合ほど続きました。ここで一度、頭をスッキリさせることができました」と、心身ともにリフレッシュできたということだ。

 そしてここからは再び過酷な戦いが待つ。このインターナショナルマッチウィークの中断期間は“ミニキャンプ”的な位置づけで、改めてスタイルやコンセプトの共通理解を深めることに時間をかけているという。

「チームの連動性を高めるため、全体で同じイメージを持って取り組むところに注力しています。アレクス(シャルク)や(ダヴィド)モーベルグがやっと全体のトレーニングをこなせるようになり、3日間、非常に満足いくトレーニングができています。より危険な場面を増やしていきたいです。

 もちろんチャンス自体はできていてそこまで悪くなかったと思います。ただ精度のところで決めきれずにいました。そこを大前提に、引いた相手にいかに崩すかにも取り組んでいます」

 全員で改めてコンセプトを理解し合い、特にファイナルサードでの共通認識を高める。“前提”を体に染み込ませる、という作業に時間を費やしているそうだ。

「今までやってきたことに何かを積み重ねるというよりも、キャンプからやってきたコンセプトのリマインド、復習のトレーニングをしています。キャンプの期間にいなかった選手、シーズン当初とは異なるポジションで起用されている選手もいて、全員が同じ考えのもと基準を合わせることに時間をかけています。連戦の中で決して行っていなかったわけではありませんが、まず3日間、そこをテーマに練習できました。

 3月にビルドアップのところの改善を行い、そこからよくなっていきました。さらに前線、前に行ったところでの共通意識を深めています」

 年代別代表の鈴木彩艶、工藤孝太が不在であるが、そのように、意識づけの徹底を行っているということだ。

「全員でイメージを合わせることが重要だと思っています。頭で分かっていてもそのイメージを合わせて実行するため、浸透させる作業を行っています。アレックス、モーベルグにもそれぞれのポジションに必要なことを理解してもらい、全体で連動していけるようにしています」

 浦和はリーグ戦、2勝9分5敗の勝点15で14位。6月18日、ホームでの名古屋グランパス戦でリーグ再開を迎える。

【注目記事】
【日本代表】ガーナ戦のTV中継、ネット配信は?キックオフ時間は…

【日本代表】ガーナ戦、森保監督の記者会見から読み解くスタメン予想。前線に上田綺世、2列目に久保建英、鎌田大地、三笘薫か

【日本代表 市場価格ランキング】久保建英5位、南野拓実3位、1位「34億円」は…

Ads

Ads