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【浦和】右MF起用の明本考浩、無常ポスト弾「あれを決めるか、決めないか。責任を感じています」

浦和の明本考浩。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「どんどん仕掛けてチームを前向きにする気持ちでプレーしました」

[J1 16節] 福岡 0-0 浦和/2022年5月28日17:03/ベスト電器スタジアム

 J1リーグ16節、アビスパ福岡対浦和レッズの一戦は、両チームともにチャンスを作り出したもののスコアレスで引き分けた。浦和はACL(アジアチャンピオンズリーグ)を挟みリーグ戦9試合勝ち星なし。7戦連続引き分けのあとセレッソ大阪に敗れ、今回再び引き分けた。

 この日、4-2-3-1の右MFで起用された明本考浩は、開始6分、アレクサンダー・ショルツの攻め上がりからパスを受けたCF松尾佑介のシュートのこぼれ球にフリーで合わせたが――決定的なシュートは無常にもポストを叩いた。立ち上がりから浦和が優勢に試合を進めたなか、決まっていれば……というシーンだった。

 明本は試合後、次のように悔やんだ。

「今日に関しては、あれを決めるか、決めないかというゲームだったと思います。すごく責任を感じています」

 この日は“福岡対策”をしっかり徹底され、ペースを常に続けた。

「どんどん仕掛けてチームを前向きにする気持ちでプレーしました。ペナ(ペナルティエリア)付近までのボール運びは前後半を通してできていましたし、本当にそこが今の課題であり、成長できるポイント。そこを突き詰めなければ上へ行けない、そこはチーム全員で改善しなければいけないです」

 シュート数は浦和の12本対4本(枠内4本対2本)。“また引き分けた”とも言えるが、その内容はまたC大阪戦からもしっかり改善され、より攻撃に重点を置いたなかでリスクマネジメントも取れていた。

 とはいえ16試合を終えて、2勝9分5敗。総得点は「15」で、1試合平均「1」を切った。

「その結果は受け止めないといけません。一人ひとりがどのように向き合っていくのか。僕も考えていきたいです」

 明本はそのように自分に言い聞かせるように語った。

[取材・文:塚越始]

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