クラブW杯のアジア代表はアル・ヒラルに決定か。東地区“王者”浦和の可能性もあったが…「AFCがノミネート」
写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
最終決定はFIFAからの招待状。
AFC(アジアサッカー連盟)は12月23日、2023年2月1日から11日まで開催される「FIFAクラブワールドカップ2022」のアジア地区代表チームについて、前回AFC(アジアチャンピオンズリーグ)優勝チームであるサウジアラビアのアル・ヒラルをノミネートすると決めた。正式に決まれば、2大会連続での出場となる。
AFCはその理由について、次のように説明している。
「AFCチャンピオンズリーグ2022が、FIFAクラブワールドカップ2022のあとに終わることを考慮し、競技委員会は、前回アジアクラブ王者であるサウジアラビアのアル・ヒラルを次回クラブ・ワールドカップのAFC代表としてノミネートすることに合意した」
東地区はすでに準決勝を終え、浦和レッズがファイナル進出を決めている。カタール・ワールドカップ(W杯)開催のため、西地区の決勝ラウンドが2月開催になっていたため、ファイナルは当初2月を予定、このクラブW杯開催を受けて、さらに5月に延期された。
関係者によると、これまでにFIFA(国際サッカー連盟)から浦和にクラブW杯参加のための問い合わせがあったという。そのためACL2022の東地区“王者”となっている浦和がクラブW杯に出場する可能性も浮上していた。
そこからの話し合いを経て、アル・ヒラルを推挙することで一致したようである。
最終的にはFIFAからの招待状が届いての“決定”となる。
すでに決まっている出場チームは、レアル・マドリード (スペイン)、CRフラメンゴ (ブラジル)、シアトル・サウンダーズ FC(アメリカ)、ウィダード・カサブランカ (モロッコ)、アル・アハリ(エジプト)、オークランド・シティ (ニュージーランド)。
クラブW杯は、今回が7チーム制で開催される最後の大会になる。FIFAは2025年から32チーム出場で4年ごとに行っていくという新方式を発表している。
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