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【鹿島】鈴木優磨「主導権をもっと握りたい」。新天地デビューのエウベルには「タイミングが合う。チームに必要となる選手と確信」

鹿島の鈴木優磨。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA

「どこで優位性を作れていたか、もっとみんなが感じながらやっていきたい」と、チーム全体の練度アップへ意欲。

[J1 26節] 鹿島 1 -1 福岡/2025年8月16日18:03/メルカリスタジアム

 J1リーグ26節、鹿島アントラーズは先制されながらも84分の舩橋佑の気持ちのこもったゴールで、アビスパ福岡に1-1で追い付き、辛うじて勝点1を積み上げた。2位となったが首位の京都サンガF.C.と同じ勝点48。7位浦和レッズまで4ポイント差にひしめく大混戦となっている。

 鈴木優磨は4-4-2のセンターフォワードで先発フル出場。田川亨介からのパスを受けて右サイドで起点となり、松村優太、田川亨介とつないで、こぼれ球が舩橋の得点につながった。

 鹿島のエースは試合後、「うーん、まあ、主導権をもっと握りたいですね。相手の時間がだいぶあったので。もうちょいつながってプレーしないと厳しいかなと思います」と冷静に振り返った。

 福岡がその連動性を遮断しようと対策を練ってきた。それをさらに上回るコンビネーションを追求する。そのテーマと向き合っていく。

 また、62分から投入されたエウベルは、そのパスセンスがさっそく鹿島のスタイルと符合。さっそく、それぞれが特長を引き出し合える予感が漂った。

「ファーストプレーか、セカンドプレーで確信しましたね。彼と絶対に合いますね。彼にボールを出したいし、彼も僕に出してくれると。サイドハーフとしてお手本になるようなプレーをしていたと思います。タイミングが合うし、すごいチームにとって必要となる選手だと感じました」

 この1ポイントをプラスにするためには、次節23日のアウェーでのアルビレックス新潟戦での勝利が求められる。

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 鈴木は「どこで優位性を作れていたかとか、もっとみんなが感じながらやっていきたいです」と、この夏に複数の新戦力が加わったなか、よりチーム全体での練度アップへ意欲を示した。