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【鹿島】鬼木監督の福岡戦後の記者会見。強調した“一瞬の判断”の大切さ「私の力不足」「もっと判断材料を挙げていきたい」

鹿島の鬼木達監督。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA

「厳しい局面でもボールを受けられるか。そこは一瞬です」

[J1 26節] 鹿島 1 -1 福岡/2025年8月16日18:03/メルカリスタジアム

 J1リーグ26節、鹿島アントラーズは先制されながらも試合終盤の舩橋佑の見事なゴールで、アビスパ福岡に1-1で追い付き、なんとか勝点1を積み上げた。

 鹿島の鬼木達監督は試合後の記者会見で、「多くのサポーターが集まってくれたなか、勝点1に終わったのは私の力不足で申し訳なく思います。選手は本当に最後まで頑張りましたが、自分のところで勝点3を取らせなければいけないゲームでした」と振り返り、次のように続けた。

「前半苦しみながらもゼロ(スコアレス)で帰ってきたので、自分のところでやれることはまだまだあったと思います。最後、サポーターの声援に応えてくれたことを、次のゲームに生かさなければいけないと思います」

 試合内容については、良いところもあったが、相手の策にハマってしまったところもあったと受け止めていた。

「相手の形(システム)も変わったなか、幅の使い方、タイミング……そういったところで、シンプルに前進できていた時もありました。逆にマッチアップなど、相手が狙っているところに持ち込んでしまうこともあり、そこはもったいなかったと思います。どちらかというと、自分たちのミスから危ないシーンを作ってしまっていました」

 そのうえで、指揮官は一瞬の判断の大切さを強調した。

「ビルドアップではシンプルに、厳しい局面でもボールを受けられるか。そこは一瞬です。そこで良い判断ができれば、ビッグチャンスにつながります。そこを回避できなかったところで、自分がもっと判断の材料を挙げていかなければいけないのかなと思いました」

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 感覚的により良い選択をできるようになりつつある。その判断とプレーのスピード、精度を全体で上げていきたい。鬼木監督の狙いが伝わってくる。