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【大分トリニータ】難しい引き際…片野坂知宏監督と契約解除「もっと良い形でバトンを渡せず大変悔しく寂しい」

片野坂知宏監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

後任には、竹中穣ヘッドコーチが昇格。

 J2リーグの大分トリニータは8月18日、片野坂知宏監督との契約を双方合意のもと解除したと発表した。後任の指揮官には、竹中穣ヘッドコーチが昇格する。

 54歳の片野坂監督は、ガンバ大阪ヘッドコーチを経て、2016年、大分の監督に就任。そのあとガンバ大阪を率いたあと、昨季途中から再び大分を率いてきた。

 吉岡宗重氏スポーツダイレクター(SD)が強化責任者に復帰したシーズン、結果を残してきた時代の体制で挑んだものの、これまで勝点28で16位に低迷していた。

 混迷を極めた時代にJ3からJ1へと引き上げ、天皇杯ではファイナルまで導いた。その功績はクラブ史に残るものであり、レジェンドの引き際の難しさを痛感させられる形となった。

 片野坂監督は、次のようにクラブを通じてコメントしている。

「大分トリニータに関わる全ての皆様へ

 日頃から大分トリニータへのご支援ご声援ありがとうございます。この度、大分トリニータを退任することになりました。ファン・サポーターの方々、スポンサーの方々並びに大分トリニータに関わる全ての皆様、そして選手・スタッフ、小澤社長、吉岡SD、クラブ関係者の方々、これまで指揮を執らせていただき、また支えていただき本当にありがとうございました、心から感謝しております。

 このような状況で大分トリニータを離れることやもっと良い形で次にバトンを渡すことができず大変悔しく寂しい思いではありますが、結果が全ての世界なので当然だと思います。チームを勝たせられなかった責任と私の力不足です、本当に申し訳ありませんでした。

 次の指揮官が必ずこの状況を打破してくれると期待しております。必ず乗り越えれる、必ず勝てる、選手・スタッフを、大分トリニータを信じております。

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 大好きな大分、大好きな大分トリニータのこれからより一層の発展を心より願っております。 これまで支えていただき本当にありがとうございました。 また引き続き大分トリニータへのご支援ご声援をよろしくお願い致します。

『感謝』」