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ケルンの監督がユニフォームを着て指示、佐野海舟のマインツに1-0勝利

ユニフォーム姿で指示を送ったケルンのルーカス・クバスニオク監督。写真:ロイター/アフロ

意外と新しい発想。

[ブンデス1部 1節] マインツ 0-1 ケルン/2025年8月27日/Mewa アレーナ

 ドイツ・ブンデスリーガ1部、今季2部から昇格した1FC.ケルンが1.FSVマインツ05に1-0の勝利を収めて、開幕戦での3ポイント獲得に成功した。

 マインツの佐野海舟は3-4-2-1のボランチでフル出場。何度もボール奪取からチャンスを作り出した。

 しかしチームはスコアレスで迎えた60分、マインツのパウル・ネーベルがDOGSOで一発退場処分に。その後、数的不利を強いられた。

 するとケルンは90分、マリウス・ビュルターが右アーリークロスをヘッドですらして、劇的な決勝点を決めてみせた。

 また、この試合で注目を集めたのがケルンのルーカス・クバスニオク監督だ。この日は「白」のケルンのユニフォームを着用してベンチに入り、ピッチサイドから指示を出し続けた。

 指揮官がユニフォームを着て共に戦うというのは、意外と新しい発想だ。

 最近はユニフォームに3つのカラー(あるいはそれ以上)を用意するクラブが増えている。そのため、こうした選択も可能に。今回で言えば、ホームのマインツが赤、ケルンは黒を着用。クバスニオク監督はケルンのセカンドユニである白を着ることができた。

 お腹も立派で、傍から見るとケルンの熱烈サポーターとも言えそうな風貌である。ただ、クバスニオク監督は最後の数分間、ケルンに負傷者が出て、すでに交代枠を使い切っていたため10人対10人の状態になると、ラインを上げて、マンマークで対応するように指示。そうして劣勢を強いられながらも、1-0で逃げ切ってみせた。

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 マインツの川﨑颯太はメンバー外だった。