「とても刺激を受けている」佐野海舟が語る現在地と課題、そして鹿島への想い
ボルシアMG戦でのマインツ佐野海舟。(Photo by Neil Baynes/Getty Images)
「鹿島で磨いたところを、ここでしっかり出せるようにやっていきたい」
[ブンデスリーガ 8節]マインツ 1-1 ボルシアMG/2024年10月26日(現地25日)/MEWAアレーナ
ドイツ・ブンデスリーガ1部8節、1.FSVマインツ05はボルシア・メンヒェングラートバッハと1-1で引き分けた。マインツの佐野海舟はボランチでフル出場し、再三にわたるボール奪取からチャンスの起点となった。対戦したボルシアMGの板倉滉から「危機察知能力とフィジカル、両方持っていて、ボール回収していましたね。めっちゃいいいじゃないですか」と絶賛されていた。
佐野にマインツでの現在地と課題、そして鹿島アントラーズへの想いなどついて……など話を聞いた。
――再三にわたってボールを奪い切り、そのたびに大歓声が起きて、誰よりも拍手を受けていました。
「自分の良さは十分に出せてきているかなと思います。でも、もっともっとチームの勝利に貢献できるようなプレーを効果的に出していきたいです」
――攻撃面が課題だと?
「中盤の位置からどんどん抜け出して行くことができたらチームとしてもチャンスになると思います。逆に自分が相手でも、ボランチの位置から飛び出して来られると嫌なので、それをやり続けていきたいです。もちろん、まずチームのバランスを見ることが必要だとは思っています」
――鹿島アントラーズは監督交代劇が起きました……。
「毎試合、見ています。もちろんチームの状況は分からないですが、僕は毎試合チェックしていて、時差的な部分で被らなければ、必ずライブで見ています。苦しい状況が続いているかもしれませんが、みんな本当に全力でやっていて、それは伝わってきて自分はとても刺激を受けています。それが自分のプレーにもつながっています」
――鈴木優磨選手が「いなくなって海舟の存在の大きさを改めて実感した」と語っていました。
「難しそうだと見ていて思いますし、そのなかで試行錯誤しながらやっていると感じます。ただ確実にプラスに進んでいるとは感じます」
――刺激し合えて、相乗効果が生まれれば理想的です。
「自分の活躍が届けば嬉しいです」
――マインツサポーターのいい声援を受けて、それを力に変えて進化していると感じました。
「すごく良いスタジアムで、ここでプレーできるのも当たり前ではないと思っていますし、日々の練習から全力で取り組んでいます。それはとても楽しいですし、自分自身の成長を実感できています」
――常に全力――。鹿島から通じるスタンスですね。
「鹿島で磨いたところを、ここでしっかり出せるようにやっていきたいです」
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――DFBカップでのバイエルン・ミュンヘン戦、堂安律選手の所属するSCフライブルク戦が続きます。次はスーパーゴール、期待しています!
「はい、頑張ります!」