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佐野海舟のマインツ、待望の初勝利。アウクスブルクから電光石火の2ゴール! しかし直後に失点、酷い守備で一人退場に

佐野海舟。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

90+5分に相手へPK宣告も、VARの介入でOFRを経て取り消しに。

[ブンデス 4節]アウクスブルク 2-3 マインツ/2024年9月21日(現地20日)/SGLアレーナ

 ドイツ・ブンデスリーガ1部4節、1.FSVマインツ05がアウェーでのFCアウクスブルクに3-2で、待望の今季初勝利を収めた。この夏に鹿島アントラーズからマインツに加入した佐野海舟(Kaishu SANO)はボランチでフル出場した。

 立ち上がりから球際での厳しさで上回るマインツは、13分、スローインからのアーリークロスをアルミンド・ジープがヘッドで沈めて先制。さらに15分、再びアーリークロスからヨナタン・ブルカルトのヘッダーでゴールネットを揺らして2-0に。幸先良い好スタートを切る。

 しかしパワーとスピードを備えたアウクスブルクが反撃に転じる。ドイツ代表DFニコの兄にあたるケベン・シュロッターベックが待望のゴールを奪い1点差に。劣勢のマインツだが、対人で抜かれると背後から相手を捕まえるという不要なファウルを連発。イエローカードを立て続けに食らう。

 佐野もカバーに回っており、どう見ても不要な反則と言えたが……。35分、ナディーム・アミリが、まさに抜かれた相手を背中から掴まえるファウルで2枚目のイエローカードを受けて退場処分に。リードしながらも、数的不利に立たされた。

 この日もボランチで先発した佐野だが、バイタルエリアで相手のパワーあるアタックに苦戦。なかなか自らの間合いに持ち込めずにいる。数的不利に立たされたあとは、最終ラインの前でボールを奪いに行く仕事に集中している。

 後半は両チーム1点ずつ奪う展開に。そして相手を後ろから蹴り上げたアウクスブルクのエースストライカーのサミュエル・エサンドが一発レッドカードで退場処分となる。

 後半アディショナルタイムには、ペナルティエリア内のファウルでアウクスブルクにPKが宣告される。しかし、VARの介入を経て、OFRでのチェックにより、このPKは取り消しに。

 まさに死闘と言える内容で、マインツが3-2で勝利を収めた。

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 マインツは1勝2分1敗の勝点5で暫定10位まで順位を上げている。

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