【ACL】空中戦勝率とインターセプト数から見える鹿島の試合巧者ぶり
		 金崎夢生(写真は前回大会より)写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
			金崎夢生(写真は前回大会より)写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
		
スピードに対応できず毎試合失点している守備面に課題。
[ACL GS2節] 水原三星 0-2 鹿島/2018年2月21日/水原
鹿島アントラーズがアウェーで貴重な勝利を収めた。ACLのグループステージは、最終節を終えて勝点で並んだ場合(上位2チームが決勝トーナメント進出)、当該チーム間の成績で順位が決まるため、アウェーでの2ゴールは非常に価値のあるものとなってきそうだ。
鹿島は開始8分に遠藤康のフリックパスに飛び込んだ金崎夢生がシュートを突き刺して先制に成功。さらに59分にも、遠藤康のクロスに鈴木優磨がヘッドで合わせ、それを金崎が押し込み2点目。89分に1点を失ったものの、試合巧者ぶりを感じさせる内容で勝点3を掴んだ。通算1勝1分。
アジアサッカー連盟(AFC)発表による、両チームのデータは以下のとおり。
左が水原三星、右が鹿島
 枠内シュート/3本:3本
 枠外シュート/5本:3本
 ブロックされたシュート/1本:3本
 ボール支配率/60.7パーセント:39.3パーセント
 デュエル勝率/42.9パーセント:57.1パーセント
 空中戦の勝率/38.2パーセント:61.8パーセント
 インターセプト数/9回:16回
 オフサイド数/0回:0回
 コーナーキック/6本:5本
鹿島が早い時間に先制できたこともあり、その後はしっかり守りながら逆襲を繰り出す戦い方を徹底。空中戦の勝率、インターセプト数で水原三星を上回っているところに、チーム内でしっかり決まり事を共有し合えていたことが分かる。一方、プレシーズンマッチの水戸戦からスピードに乗られた相手を止められず、毎試合失点を喫している点が課題に挙げられる。
文:サカノワ編集グループ
 
                    



