【千葉L】全員プレスから成宮唯の2ゴールなど3得点でノジマステラに快勝

ゴールを決めた成宮唯(左)とアシストした曽根七海。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

曽根七海も決めて、今季初勝利。今週末はINAC神戸戦。

 リモートマッチでの開催となったなでしこリーグ2節、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースがノジマステラ神奈川相模原とのアウェーゲームで、成宮唯の2得点と曽根七海の一撃で3-1の勝利を収めた。千葉は今季初勝利、一方、相模原はホーム開幕戦を白星で飾ることができなかった。

 先に主導権を握ったのは千葉だった。オフサイドになったものの、大きく縦へ入れたボールに山崎円美が全力で合わせにいく。そこでスイッチが入り、17分、一斉攻撃から千葉が先制点を決める。

 パスをカットした岸川奈津美が素早く展開。裏へ抜けた成宮唯は鮮やかな切り替えしでDF2枚を置き去りにしてマイナスに落とす。そこに曽根七海が合わせ、豪快にクロスバーを叩きながらも蹴り込んだ。

 直後の18分、26分と瞬く間に3ゴールを奪取。前半終了直前に失点を喫し、「点差の分、気持ちが緩んで受けてしまった」と猿澤真治監督は嘆いたが、後半は劣勢を強いられながらも3-1で勝利を収めた。

「今日はゴールを決めるつもりでいました」

 有言実行のプレーを見せた成宮唯は、自身2ゴールを含む全得点に絡む活躍を見せた。そんな成宮を筆頭にした推進力をもたらしたのが千葉の守備だった。

「全員で!」と、ベンチから猿澤監督のゲキが時折飛ぶなか、その声に応えるように選手たちはボールホルダーに対し厳しくチェックしていった。

 そのプレッシングが結実したのが2点目だった。相手DFのボールホルダーに山崎がプレスをかける。気配を感じたDFはGKへボールを戻す。迷うことなくGKにもプレスをかけたこの山崎のプレーからゴールにベクトルが向く。

 GKが慌てて蹴ったボールを岸川奈津希が競り勝ってつなぐ。そこから右サイドで受けた千葉玲海菜がクロスを放つ。この時点で、ゴール前では、曽根、山崎、成宮、大滝麻未の4人が相手のプレッシャーを受けずにゴールを見据えていた。そして曽根が先制点のお返しとばかりに丁寧に成宮にヘッドでパス。成宮は落ち着いて同じく頭で押し込んだ。

 前線からのプレスを徹底し、綻びができるのを虎視眈々と狙い続けた。まさに攻撃のための守備。千葉の統一された意識が、色濃く反映された勝利であり、選手も大きな自信を得たはず。この日の収穫を次戦、難敵であるINAC神戸レオネッサ戦で、どう活かすのか。楽しみだ。

千葉の大滝麻未(右)とノジマステラの福住青空。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
千葉の千葉玲海菜。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
壁を作る松原有沙ら。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
ゴールを決めたノジマステラ相模原の南野亜里沙。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
ノジマステラ相模原の平田ひかり。
勝利を収めた千葉レディースの選手たち。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

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[取材・文・写真:早草紀子]

Posted by 早草紀子

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