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【ノジマステラ vs 千葉L】WEリーグ開幕戦、スペイン体制継続のジェフ、昨季まで所属した岸川奈津希がキーパーソンに

ノジマステラの笹井一愛(左)と千葉Lの林香奈絵(右)。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

練習量では両チームともに自信。

[SOMPO WEリーグ 1節] ノジマステラ – 千葉L/8月10日18:30/相模原ギオンスタジアム

 ジェフユナイテッド市原・千葉レディースは、イスマエル・オルトゥーニョ・カスティージョ前監督からカルメレ・トーレス・バルベルデ監督へとスペイン人体制が継続された。千葉Lらしい“走る・戦う”スタイルにスペインのパス主体の戦術眼を取り入れて、上位進出を目指す。

 千葉Lの林香奈絵は「(これまでの)倍以上の練習量だと言っていいと思います」と自信を覗かせる。

 昨季はJ2のトップチームとのWヘッダーとなった国立競技場の大宮アルディージャVENTUS戦(今季からRB大宮WOMEN)との試合で、WEリーグ最多2万6605人の観客数を記録。そこで林は先制点を決め、「スタジアムが、ピッチが揺れました。これがプロサッカー選手なんだって思った瞬間でした」と体感し、さらにゴールと感動を届けたいという。

 一方、ホームのノジマステラ神奈川相模原も練習量では負けていない。笹井一愛は「キャンプでもたくさん練習してきました。キツイなかでもチーム全員で声を掛け合い走り切ってきたので、その熱量をぶつけたいです」と語る。昨季後半戦に負った左ヒザ後十字靭帯損傷から復帰を果たし、上位進出へのキーパーソンとなる。

 堅守速攻の相模原は攻撃陣を強化。INAC神戸レオネッサからパオラ・ソルデヴィラ、ちふれASエルフェン埼玉から祐村ひかるを獲得。千葉Lからは空中戦に強い岸川奈津希が加わった。

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 林は「岸川選手と相模原のスカウティング以上のものを出すことが鍵」と勝利へのポイントを挙げている。様々な局面での駆け引き、攻防が注目される。

Posted by 早草紀子