「良い部分はたくさん」リバプールのクロップ監督が南野を賞賛、2戦連続先発&優勝決定なるか?
南野拓実。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
アンフィールドでの無観客試合。前節から中2日の過密日程で、南野の立ち位置に変化は?
[プレミアリーグ 31節] リバプール – クリスタル・パレスFC/2020年6月24日(日本時間25日4:15)/アンフィールド
イングランド・プレミアリーグのリバプールFCがホームのアンフィールドで9位のクリスタル・パレスFCと対戦する。現地時間6月21日に行われた直近のリーグ戦、エバートン戦(△0-0)でリバプールで初となるスタメン出場を果たした南野は2試合連続でのスタメン出場はなるか。また優勝を決めることができるか?
リバプールは直近のエバートン戦、前半は相手の守備をなかなか崩せず。後半もエバートンの素早いカウンターから再三にわたりピンチを招く。しかしリバプールのGKアリソンの好セーブでピンチを凌ぎ、スコアレスドローに終わった。
リバプールはプレミアリーグ27勝2分1敗(66得点・21失点)の勝点83で1位。今節リバプールが勝利し、2位マンチェスター・シティが敗れるか引き分けた場合、30年ぶりとなるリーグ制覇が決まる。
リバプールのユルゲン・クロップ監督はクリスタル・パレス戦に向けた前日記者会見、「無観客試合であってもホームゲームであることは変わらない」と語った。
「無観客試合になって初めてのホームゲームですが、ホームゲームであることに変わりません。自分たちのロッカールームを使えますし、何がどこにあるのかも、芝生の感覚も理解できています。観客がいないフットボールは以前と同じではありませんが、この期間だけはサポーターなしでプレーしなければなりません。だからこそベストを尽くすことが必要です」
またクロップ監督は前節リーグ初先発のチャンスを与えた南野について、「良い部分はたくさんありましたが、試合に勝てなければ誰も興味を示してくれません。組織としても、フィットネスレベルも非常に良かったと思っています」と、南野を擁護した。
南野はリバプールでリーグ戦4試合(122分)に出場し、まだゴール、アシストを記録できずにいる。しかし前節リーグ初スタメンを果たした日本代表のアタッカーは、プレッシングでの貢献度が高く、ポストプレーもこなし、ボール奪取からカウンターの起点にもなった。前半45分で途中交代となったものの、一定のパフォーマンスを示し、クロップ監督も評価をしていた。
前節から中3日で迎えるこのゲーム、南野はクロップ監督にさらなるアピールとともに、チームに勝利をもたらす活躍を見せられるか――。
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[文:サカノワ編集グループ]