「めっちゃ嬉しかった」口火切る一撃。斉藤光毅が久保建英との17歳コンビで日本を決勝Tに導く―今晩タイ代表戦

U-19日本代表のFW斉藤光毅(横浜FC)。(C)AFC

U-19日本代表が勝てば、準々決勝進出が決定。

[U-19アジア選手権 GS2節] U-19日本代表 – U-19タイ代表/2018年10月22日/パカンサリ(インドネシア)

 19日に行われたU-19アジ選手権初戦の北朝鮮戦、U-19日本代表の大勝劇の口火を切ったのが、FW斉藤光毅(横浜FC)だった。

 久保建英(横浜F・マリノス)とともにチーム最年少の17歳。その2001年生まれの“横浜Jリーガーコンビ”の連係から斉藤がゴールを決めたことで、少なからずチームを覆っていた初戦独特の緊張感の呪縛から解き放った。

 北朝鮮戦の開始8分、ボールをもらうためFW久保が中盤まで下がり、空いた前線のスペースへ斉藤が走り込む。久保が持ち上がって放ったスルーパスを斉藤が受け、GKとの1対1に。斉藤のシュートは一度弾かれたが、こぼれたボールを改めて押し込んでみせた。

「めっちゃ嬉しかったです」

 斉藤は爽やかに笑う。

「ずっと点を取りたくて、そこは強い気持ちを持って臨みました。まず初戦で点を取れて良かったです。裏をとって、(久保)建英がいい形でボールを運んで、良いボールを出してくれたので、決めるだけでした」

 ゴールはもちろん狙っていた。そこから逆算して、感覚と技術がしっかり噛み合って生まれた一撃だったと言う。

「感覚でもあり、相手の対応ミスもあったのかなと思うんですけれど、スペースができたところを突けて、上手く走り込めたのが良かったです」

 日本の17歳コンビから生まれたゴール。ただ、その1点を決められた背景には、周りのサポートがあったからこそだと理解している。「自由にやらせてもらっているので、特長を出して貢献していきたいです」と、斉藤はフォローしてくれたチームメイトへの感謝も忘れなかった。

 その期待に応えていくひとつが、ゴールに絡むこと。何より重圧のかかる初戦でゴールを奪えたことにより、「うまく気持ちをコントロールできそうです」とメンタル的な余裕が生まれたのは大きい。さらに2点目も、藤本寛也(東京ヴェルディ)、斉藤とつないで中盤を攻略したパスから、伊藤洋輝(ジュビロ磐田)が驚愕ミドルを叩き込んだ。

「あれはパスを出しただけです。洋輝くんがスーパーゴールを決めてくれました」

 10月22日夜(現地19時、日本時間21時開始)のグループステージ第2戦、タイに勝てば、日本はグループステージ突破と、来年のポーランドU-20ワールドカップ(W杯)の出場権をかけた準々決勝進出が決まる。

 斉藤はタイ戦に向けて、「すごくいいチーム。しっかりパスをつないでくるので、気を引き締めて、自分たちのサッカーをして勝っていきたいです。とにかく結果を残せるように、強い気持ちをもって勝てればと思います」と、改めて気を引き締めていた。

 高い技術に裏打ちされた華麗なるドリブルとゴールの嗅覚を生かして、2試合連続ゴールは生まれるのか。久保建英のみならず、もう一人の最年少、斉藤光毅のプレーにも注目だ。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

Posted by 塚越始

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