J2首位の松本”最悪で最高のパターン”「1点差負けOK」も念頭に入れておきたい

松本山雅FCの反町康治家督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

3年ぶりのJ1復帰へ運命の最終節決戦。いずれにせよ「2点差以上の負け」はあらゆる可能性が下がる。

[J2 42節] 松本 – 徳島/2018年11月17日14:00/サンプロアルウィン

 J2首位の松本山雅FCが今日11月17日 運命の最終42節の徳島ヴォルティス戦をホームのサンプロアルウィンで迎える。チケットは完売しており、大観衆の詰めかける最高の舞台が待っている。

 改めて松本のJ1昇格条件をまとめよう。

▼上位5チームの順位表
順位/チーム/勝点/勝分敗/得点・失点/得失点差
1/松本/76/21 13 7/54・34/+20
2/大分/75/23 6 12/75・50/+25
──△自動昇格圏────
3/町田/75/21 12 8/61・43/+18
4/横F/73/20 13 8/62・44/+18
5/東V/70/19 13 9/55・40/+15

▼松本昇格の条件
・勝利〇  →文句なしでJ1昇格決定! 優勝も!!
・引き分け△→大分トリニータかFC町田ゼルビアのいずれかが、引き分け以下であれば昇格決定! 両チームが勝つと逆転される。
・敗戦●  →横浜FCを含めた4チームの得失点差を含めた争いに。

 松本(勝点76)は勝てば3年ぶりのJ1復帰が決まる。引き分けた場合、2位の大分トリニータ(勝点75)か3位のFC町田ゼルビア(勝点75)のいずれかが引き分け以下だと自動昇格が決定する。もしも敗れれば4チームの争いで、横浜FC(勝点76)を含めた得失点差の争いになる場合もある。

 さて、ここで「最悪の最高のシナリオ」(最高という言い方は違うかもしれないが)にも言及しておきたい。

 町田はホームで東京ヴェルディと対戦する。東京Vも基本的にこの試合、勝利がプレーオフ圏に自力で生き残るための条件だ。ただし、6位のアビスパ福岡、7位の大宮アルディージャが揃って引き分け以下で試合の最終盤を迎えた場合、東京Vは「セーフティに勝点1を得られれば、プレーオフ圏に残れる」という状況も訪れる。すなわち、むしろ攻め急いで町田の逆襲を食らうほうがリスクが高いと判断した場合だ。ようするに、町田―東京Vが引き分ける可能性はあり得るということだ。

 さて、松本と町田は、勝点1差、そして得失点2差。町田―東京V戦が引き分けた場合、松本は例え敗れたとしても、1点差負けであれば、「2位松本、3位町田 勝点はいずれも76 得失点は松本+19、町田+18の『1差』」で上回れる。大分が引き分け以上であっても、松本は自動昇格圏に食い込める。

 しかし、2点差負けだと、あらゆる可能性が減ってしまう。横浜FCにさえ、一気にかわされてしまうかもしれない。

 もちろん、徳島戦は勝利あるのみ。サポーターの誰もがそう信じている。また、2位以内の可能性がある、3チームのうち2チームが勝てない=「松本は引き分けでOK」という場合も十分に考えられる。

 この1年間の目標は何であったのか――「J1復帰」と考えた場合、あらゆるシチュエーションも想定しておきたい。無論、Jリーグ最強のデータマンである反町康治監督は、すべてのパターンを把握している。むしろ、この複雑難解な状況を乗り切ることを、指揮官冥利として、楽しみにしていることだろう。

文:サカノワ編集グループ

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