香川が語った日本代表で不在だった『空白の6か月』

日本代表の森保一監督(右)と会話する香川真司(中央)。(C)SAKANOWA

3月シリーズへ始動、山口蛍、乾貴士と”元セレッソトリオ”で談笑する姿も。「9月は久々のオフだと捉えたけれど…」。

 6月のロシア・ワールドカップ(W杯)以来となる日本代表復帰を果たして香川真司が3月18日、キリンチャレンジカップの3月シリーズ(22日/コロンビア戦@日産スタジアム、26日/ボリビア戦@ノエビアスタジアム神戸)に向けて始動したキャンプ初日から練習に参加した。

 この日はランニング、ボール回し、ストレッチと軽めのメニューで体をほぐして汗をかく程度だった。そのなかで香川は山口蛍、乾貴士との“元セレッソトリオ”で談笑しながらランニングをする姿も見せていた。

 練習後に取材対応に応じた香川は、ワールドカップから今回の招集まで「空白の6か月」の想いを語った。

「(新シーズンは)ドルトムントで試合に出られず代表にも招集されずにいました。(森保体制がスタートした)9月は逆にいいオフをもらえた、というふうに捉えて、久々に代表期間にゆっくりすることができました」

 昨年9月の代表ウィークは、ある意味、新鮮な気持ちで過ごせたという。しかし、それもその時限りだったと明かす。

「ただ、10月、11月(いずれも日本で親善試合が2試合ずつ組まれた)はちょっともどかしい気持ちになりました。その時もドルトムントで試合に出られていなかったので、余計に、早くそういう場で戦いたい、もう一度競争したいという強い気持ちが芽生えました。それも(ベジクタシュ移籍などを決めた)一つのキッカケとなりました。(高いレベルを)目指すうえで、危機感も持っていました。そのなかで試合に出られない時期やケガの時期など苦しい時期を乗り越えていきました」

 常に高みを目指してきた香川は、ベジクタシュ移籍の先、日本代表への復帰も一つの目標に捉えていた。とはいえ、もちろん実績十分の30歳になる香川が、「復帰」だけで満足しているわけではない。

 日本代表をさらに強くしたい。その決意も示す。

「初めて一緒になる選手もいて、まずはコミュニケーションをとりながら、また新たなスタートを切りたいです。今回初めて呼ばれたので、気持ちを引き締め、長谷部さんも、(本田)圭佑もいませんが、また4年間あるので、みんなで成長して、いいチームを作っていければと思います」

 22日のロシアW杯以来の再戦となるコロンビア戦、そして26日の故郷・神戸で組まれたボリビア戦。香川が「縁を感じる」と表現した2試合で、2022年のカタールW杯に向けてリスタートを切る。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

Posted by 塚越始

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