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サラゴサ香川が5戦ぶり勝利に貢献「後半勇気を持って攻撃した」とフェルナンデス監督も評価

ヌマンシア戦で先発し、勝利に貢献したサラゴサの香川真司(左)。(C)REAL ZARAGOZA ※クラブ公式ツイッターより

CKからPKを獲得するも、スアレスが失敗。交代後に決勝点が生まれる。

[スペイン2部 11節] ヌマンシア 0-1 サラゴサ /2019年10月13日/ロス・パハリートス

 スペイン2部リーグ、レアル・サラゴサが試合終盤のゴールでCDヌマンシアに1-0で競り勝ち、5試合ぶりの勝点3を獲得した。香川真司は2試合連続で先発し75分までプレー。コーナーキックを担い、65分過ぎにその流れからPKを獲得したが、そのキックをルイス・スアレスが失敗してしまった。

 立ち上がりから両チームともに決定的なチャンスを作り出す撃ち合いに。トップ下に入った香川もボールを収めて攻撃の起点になり、パス&ゴーでゴール前へ進出してチャンスを狙っていった。また、香川が放ったコーナーキックの流れからVARの介入によるハンドのファウルでPKを獲得。67分、このPKをルイス・スアレスが蹴ったが……GKに完璧に読まれセーブされてしまう。

 香川は75分にグルジア出身のギオルギ・パプナシュヴィリと交代に。するとサラゴサは81分、完璧に攻略した右サイドからのクロスに、イニゴ・エグアラスが合わせて先制に成功する。アウェーチームはその1点を守り切り、実に5試合ぶりとなる勝利を収めた。

 サラゴサのビクトール・フェルナンデス監督は試合後の記者会見で、「前半は非常に難しい展開だったが、後半は別のチームになった。勝点3を狙い、可能な限りのリスクを冒し、勇気を持って戦ってくれた。私たちは未来にポジティブなものを見出すことができます」と、勝利を喜んだ。また、遠くまで訪れたサポーターと”健康上の理由”によりこの試合を欠場したラファエル・ドワミーナのことを想い、「ラファとサポーターにこの勝利を捧げたい」と語って締めくくっている。

 サラゴサは5勝4分1敗(15得点・8失点)で暫定3位に浮上。一方、ヌマンシアは3勝5分3敗(11得点・10失点)で13位に後退。香川はリーグ9試合2ゴール。

 サラゴサは次節10月16日、5位と好調なCFフエンラブラダとアウェーで対戦する。

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[文:サカノワ編集グループ]