SNS就活の本田圭佑に意外な展開!「ラブコール」が地球の裏側から届く
ロシアW杯日本代表での本田圭佑。 写真:新井賢一/(C)Kenichi ARAI
グアテマラのクラブが「ウインク」。現地メディアが反応する。
昨季限りでオーストラリアAリーグのメルボルン・ビクトリーを退団してフリートランスファー(無所属)になっている元日本代表MF本田圭佑だが、このほど自身のツイッター( @kskgroup2017 )からマンチェスター・ユナイテッドと古巣でもあるACミランのアカウントに、直接売り込んでみせた。その大胆な行動は、両クラブのあるイギリスとイタリアのみならず、世界中で話題を呼んでいる。
そんななか、意外な国のクラブが反応した。
日本からは、ほぼ地球の裏側にあたる。中南米グアテマラの同国リーグ現在3位の名門CSDムニシパル( @Rojos_Municipal )が、本田がマンチェスター・ユナイテッドに英語で「オファーをください」と懇談したつぶやきをリツイート。そこに「ウインクマーク」と「炎マーク」をつけたのだ。
現地メディアの『la Red』がこのクラブの反応に着目。「ムニシパルから本田に『ウインク』?」と題した記事を10月2日に掲載した。
https://twitter.com/Rojos_Municipal/status/1179113510384685056
記事では、「ソーシャルネットワークは、ファンにとって予想外なことが起こり得る世界ですが、これは大きな驚きをもたらしました。ムニシパルがいくつかの絵文字を使って、フットボーラーの本田圭佑に『ウインク』を送ったのです」と伝えている。
そして、上記のようなツイートの内容を伝えるとともに、本田がマンチェスター・ユナイテッドにオファーを要求したことなども紹介。そのうえで、「ムニシパルも本田が加入決定のサインをするのを待つことはできます。しかし現在はすべてソーシャルネットワークの中でしか起きていません」と、シュールに伝えている。
ムニシパルはグアテマラの首都グアテマラシティがホームで、1936年に設立された名門。国内リーグ制覇は実に30回を数える。現在の国内リーグでは、これまで6勝1分3敗で3位につけている。
本田はメルボルン・ビクトリー退団時、東京五輪でのオーバーエイジ選出を目指したいと宣言。最近の9月16日に出演した『ニュース・ゼロ』では、次のように新天地の条件を挙げていた。
「来年の東京オリンピックに出て、そして勝つ、ということを自分の中で決めているので、ヨーロッパの納得のいくようなクラブでプレーする。そこが、僕の決めている条件ですね」
「(欧州1部?)それはもちろんですし、レギュラーとして試合に出ることで確実にオーバーエイジとして選ばれるような場所。そこで出られれば、必ず選ばれるようなクラブやリーグを考えています」
その条件を貫くのであれば、ムニシパルは対象外かもしれない。
とはいえ、こうして意外な世界やクラブとつながっていく。本田の大胆なアクションが、サッカーに国境はないという、この競技の醍醐味でもあり魅力を伝える機会にもなっている。
そして33歳の本田はどのような行動を取るのか? すでにAリーグが終わってから4か月が経った。ワールドカップ3大会連続でゴールを決めてきた大舞台に強いレフティだ。そろそろ決断を下さなければ、間もなく、ビッグクラブは冬の移籍マーケットに向けた動きを活発化させていく。
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[文:サカノワ編集グループ]