【横浜FM】マルコス・ジュニオールが語った仲川輝人との阿吽の呼吸

横浜FMのマルコス・ジュニオール(左)と仲川輝人(右)。※写真は川崎フロンターレ戦 写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

「テルが動き出せば、僕も全速力で駆け出す」

[J1 7節] 横浜FM 1-1 名古屋/2019年4月13日/日産スタジアム

 横浜F・マリノスのFWマルコス・ジュニオールが名古屋グランパス戦でセンターフォワードで先発フル出場し、チーム最多となる通算4ゴール目を決めた。目の覚めるような鮮やかなカウンターからの一発。高速で抜け出してラストパスを放った仲川輝人との関係性について、今季加入したブラジル人アタッカーは興味深いことを語った。

 自陣ペナルティエリア内のピンチでボールを奪い、畠中槙之介の縦パスを三好康児もダイレクトで合わせてスルーパスを供給。仲川輝人とマルコス・ジュニオールが全速力で抜け出して、仲川がシュートを打つかと思わせてDF陣を引き寄せ……態勢を崩しながらも左にパス。そこのボールを受けたマルコス・ジュニオールが狙いを定めてシュートをねじ込んだ。

「相手のラインが高いことはスカウティングで分かっていたので、素早いカウンターから早いパス回しを展開できて、テル(仲川)からボールを受けて決めることができました」

 マルコス・ジュニオールはそのように納得の一撃だったと頷く。フィニッシュの場面は、仲川に声を掛けたわけでなかったという。

「テルはバランスを崩しながらも僕のことを見ていたので、要求することもなくパスが来ました。その前の段階で僕はGKのポジションを見て、少し横にズレているのをチェックしていました。そこで上手く突いてやろう、と決めることができました」

 マルコス・ジュニオールと仲川。二人の絶妙な呼吸が合ったゴールと言えた。

「このゴールのみならず、テルがあのようにボールを受ける時は、僕も全速力でペナルティエリア内、ゴール前に向かう意識を毎回持っています。テルはシュートを打つか、クロスかパスを出すという二つの選択肢を持って向かってきます。それを知ったうえで計算して、僕は毎回走り込んでいます」

 横浜の”2本の矢”がゴールに鋭く向かう。その威力と精度と高い技術、すべてが揃った一撃を見せつけた。

 ちなみにドラゴンボールのクリリンをこよなく愛するマルコス・ジュニオールはゴールパフォーマンスで「元気玉」を飛ばしたが、仲川は「魔貫光殺砲」を発動。ふたりで違う技になってしまった。

「今日に関してはテルには伝えてあったけれど、違う技を出してきたね。それは驚いたけれど、面白い絵になったんじゃないかな」

 マルコス・ジュニオールはなかなかテルもやるな、という感想だ。

 でも仲川は「え、何をやるか聞いていなかったですよ。あれ言っていたかな???」。今回のゴールパフォーマンスはどうやら結果的に二人のアドリブだったようだ。そのあたりの息もさらに合っていくに違いない。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

Posted by 塚越始

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