古橋亨梧&宮本航汰、岐阜のキーマンが挙げた再浮上への「条件」

FC岐阜の古橋亨梧。今季すでに二桁ゴールを記録していた。写真:後藤勝/(C)Masaru GOTO

すでに10得点の古橋が、さらに突き抜けられるか。

[J2 25節]岐阜-讃岐/2018年7月25日19:00/長良川

 FC岐阜がJ2・23節のヴァンフォーレ甲府戦、逆転でリーグ5試合ぶりの勝利を収めたものの、続く24節では横浜FCに0-3と敗れ連勝はならなかった。最近5試合は1勝1分3敗。順位も18節時点では7位まで上がったものの、そこから12位まで落とした。

 攻撃面の課題はより明確になった。キーマンとなる、中央大から加入して2年目を迎える23歳の古橋亨梧は「最後のちょっとしたズレが課題」と悔やんだ。

 横浜FC戦の岐阜の攻撃は、前半ほとんど機能しなかった。すると後半に入り、トップをライアン・デ・フリースから風間宏矢に代えると、テンポよくボールが回り、相手を揺さぶり、ゴールまであと一歩に迫った。

 それでも無得点に終わった要因について大木監督は「裏へのパスの精度(が足りず)、受け手と出し手の意思が合わなかったり、一歩ズレたりしていた。もうひとつは、中盤でフリーで受けても、クサビがやはりズレてしまう」と語っていた。

 古橋は左ウイングとして24試合10ゴールを記録している。センターフォワードがゲームを作り、両ウイングが決定機に顔を出すという岐阜のスタイルと、彼の努力が結実してこその二桁ゴールと言える。

 周囲とのコンビネーションをさらに磨いて、バリエーションも増やしたい。彼がよりフィニッシュに絡んでこそ、岐阜は勢いを付けられるのだから。

 一方の守備面について、指揮官は「簡単に失点してしまう。押し込まれている感じはないですけど、一回破られると、そのまま行かれてしまうような状況だった」と振り返った。

 その点について、守備のキーマンである宮本航汰は「息が上がっているときの集中力が低下している感じはする。味方を助ける、距離感をもっと大切にできれば」と分析する。そのうえで「1回のミスをみんなでカバーできないといけない。1回ですぐやられず、もう1回耐える。我慢する力が必要」と強調。V・ファーレン長崎から期限付きで加入してきた22歳は、守備のアプローチをしぶとく繰り返すタフさの重要性を訴えていた。

 そして指揮官は、横浜FC戦の完敗をむしろ、ある意味、前向きに捉えていた。

「3点取られて負けたほうが、はっきりしていい。ただ、もっとできるという自信はあります。これで顔を下げることなく、また次のゲームを頑張りたい」 

 今季の岐阜は、松本山雅FC、大宮アルディージャ、アルビレックス新潟を打ち破っている。一時、4連勝も収めた。力は十分備え、彼ら二人をはじめまだまだ伸びしろもある。

 7月25日はホームでカマタマーレ讃岐と対戦する。その噛み合わずにいる”紙一重”を上手く調整できれば、ここから――夏の上昇気流に乗れるはずだ。

取材・文:後藤勝
text by Masaru GOTO

Posted by 後藤 勝

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