「皆さん、ただいま!」初出場&先発の佐藤寿人が決勝点。18年ぶりに決めた!
千葉の佐藤寿人。(C)SAKANOWA
江尻篤彦体制ホーム初白星。「半分は(下平)匠のゴール」とチームメイトに感謝。
[J2 7節] 千葉 1-0 琉球 /2019年4月3日/フクダ電子アリーナ
ジェフユナイテッド市原・千葉対FC琉球で、今季初先発&初出場の千葉FW佐藤寿人が34分に先制ゴールを叩き込んだ。
まさに「佐藤寿人=背番号11」らしい一撃だった。相手ペナルティエリア前、佐藤のポストプレーから堀米勇輝が左に展開。駆け込んだ下平匠がグラウンダーのクロスを放つ。それに反応した佐藤が、倒れ込みながらスライディングでシュートをねじ込んでみせた。
前半はこのまま千葉の1点リードで折り返している。
佐藤のゴールは、2017シーズンのJ2名古屋時代の36節・10月7日のレノファ山口戦(〇3-1)以来。千葉でのリーグ戦のゴールは、2001年3月31日のファーストステージ3節の柏レイソル戦(3延長2)での先制点以来、実にちょうど18年ぶりだ。
今季名古屋グランパスから完全移籍で、千葉に18年ぶりに復帰。佐藤は試合後のヒーローインタビューで次のように語った。
「皆さんただいま! もちろんこれまで準備してきましたし、僕にゴールを取らせてあげようと、いいパスを回してくれました。素晴らしい仲間に感謝しています。(得点シーンは)とにかく前線の3人でいい距離感を保ってプレーしようと心掛け、そこに(下平)匠が加わりました。匠はシュートを打とうと思えば打てたと思いますが横にパスを出してくれて、半分は匠のゴールです。感謝しています。もう一回、皆さんとJ2へ挑戦していきたいので、後押しをお願いします」
琉球は4勝2分1敗と今季初黒星。一方、千葉は江尻篤彦体制連勝&ホーム初白星で、2勝3分2敗と勝率を5割に戻した。
文:サカノワ編集グループ