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【浦和】酒井宏樹、ショルツら昨季中心選手が多く退団…スコルジャ監督が補強に言及「次の移籍ウインドーはとても重要」

ACL2022を制した浦和の酒井宏樹。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

来季のJリーグ制覇&クラブW杯を念頭にチーム作りへ。

 J1リーグ浦和レッズに復帰したマチェイ・スコルジャ監督が9月7日に行った記者会見の中で、補強にも言及した。

 この夏に酒井宏樹、アレクサンダー・ショルツ、岩尾憲ら昨季の中心選手が相次いで退団し、さらに今季限りでの興梠慎三の引退も発表された。一方、補強は本間至恩、二田理央、そして原口元気といずれもサイドアタッカーという状況に(原口は10年前のようにアタッカーでのプレーを希望)。

 チームは現在9勝9分9敗の勝点36で12位。スコルジャ監督は「まず選手たちに自信を取り戻させたいです。チームスピリットを持ち、強く闘うチームに作り上げたい。戦術やフィジカルなどいろいろな要素が不可欠ですが、メンタル面へのアプローチが最も重要だと思っています」と、闘う集団にしたいと強調した。

 そのうえで今後のプランについて、次のように示した。

「まずこれからの4試合をどのように戦うか。そこで次のインターナショナルマッチウィークの中断(10月)を迎えるので、今季の目指すべきところが、よりはっきりすると思います。その後は、より安定させていきたいです。そこが一旦、私が選手を評価するタイミングになると思います。そのあとは(来年6月に開催される)クラブワールドカップを念頭に置きながら、チーム作りを進められます」

 来シーズン、クラブW杯とともにリーグ優勝を狙うためには、「補強」が重要だと強調した。

「Jリーグでももちろん優勝を目指しますが、その二つを狙うという要求の高いシチュエーションになります。その意味で、次の移籍ウインドーはとても重要になります」

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 2年前のカタールW杯に日本代表の主力として臨んだ酒井、出場歴はなかったがデンマーク代表にも選ばれたショルツ……そういったクラスの選手を果たして迎え入れることができるのか。スコルジャ監督は当面の課題として攻守のバランスを取ることを挙げた。一方で、ポジションバランスも、クラブにとって重要なテーマになる。

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