ケガのため離脱したなでしこジャパンの長谷川唯が、韓国戦後に語っていた収穫と課題

足を傷めながらも攻撃を引っ張った長谷川。負傷によりなでしこジャパンから離脱することに。それでもチームに残したものも、得たものも多かった。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

攻撃に変化を与える。連係面は「まだその段階にはないのかな」とも感じる。

[東アジアE-1選手権]日本 – 中国/2017年12月11日/千葉市蘇我球技場

日本サッカー協会は12月10日、東アジアE-1選手権に出場していた日本女子代表の長谷川唯が、ケガのため離脱すると発表した。長谷川は8日の韓国戦で、攻撃的な複数ポジションで75分までプレーしていた。

韓国戦での長谷川は右サイドハーフで先発し、その後、2トップ気味のトップ下でもプレー。しかし右サイドから縦に仕掛けてゴールライン付近で倒れると、テーピングを巻く左膝を押さえて一時顔をしかめた場面もあった。

それでも試合後、長谷川は怪我の影響など感じさせず、むしろ今後の2試合に向けて、やる気を漲らせていた。

試合途中でのポジションチェンジには「普段のようにサイドで時間を作れなかったときには、中のほうがやりやすいかなと思いました」と対応。自ら仕掛けて前線に変化をもたらしていたのは、確かになでしこジャパンの背番号17――長谷川だった。

「『先手を取っていこう』という話をみんなでしていたけど、裏のスペースに走り込まれて、押し込まれたところは直していかないといけないと思いました。後半は少し前のポジション(トップ下)でプレーして、距離感も近く、パスを出すところもすぐ見つけられるようになりました。もう少し人数をかけて、3人目の動きも生かして崩せたら良かったんですが……まだその段階まではいけていないとは感じました」

本人にとっては悔しい無念の離脱になってしまったはずだが、そういったテーマを見出せたことは、むしろプラスに捉えることもできそうだ。長谷川が見出した課題をチームで少しずつ修正し、まずは今大会の優勝を彼女に贈りたい。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

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