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CLプレーオフ敗退、セルティックの損失は最低22億円。前田大然、落胆…昨季は なんと75億円を得ていたが

前田大然 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

一つ大きな目標を失う。

 スコットランド1部セルティックFCは8月27日(現地26日)、FCカイラトとのUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)プレーオフのアウェーでのセカンドレグ、2試合トータルでのスコアレスドロー(第2戦は延長戦も実施)からPK戦に突入し、これを2-3で落として、新方式となり2大会目となるCL本選のリーグフェーズ進出を逃した。

 日本人選手では前田大然がセンターフォワードとして先発し、120分フル出場を果たした。旗手怜央も先発出場で、105分までプレーしている。

 チーム全体で荒れたピッチにも苦しみ、前田は何度か決定機を迎えたものの決め切れず。チームとしても、延長戦だけでも数多くのビッグチャンスがあったが、最後まで1点を決め切れなかった。

 しかも120分戦い切った前田が5人目のキッカーを担ったが、GKティミラン・アナルベコフのこの日3本目のビッグセーブに阻まれてしまった。

 山田新はベンチ入りしたものの出場機会を得られず。稲村隼翔はメンバー外だった。

 現地メディア『フットボール・インサイダー』によると、この敗戦により、CLリーグフェーズに出場すれば得られていた1100万ポンド(約22億円)を逃したと報じている(これはリーグフェーズで前回最下位チームが得ていた賞金)。

 また、CL決勝ラウンド・プレーオフに進んだ昨季は、そこでFCバイエルン・ミュンヘンに敗れている。ただしリーグフェーズ3勝3分2敗、プレーオフ1分1敗で、同メディアによると、通算で賞金3720万ポンド(約74億円)を得ていたそうだ。

 昨シーズン前田はバイエルンから衝撃のゴールを決めてインパクトを残した。ラウンド16進出をクラブも大きな目標にしていただけに、落胆は大きい。

 熱狂的なサポーターからは、補強により有力な選手を獲得できなかったと嘆く声が多く出ているという。

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 セルティックはヨーロッパリーグに回ることになる。ヨーロッパリーグ5大リーグやスコットランドは9月1日が移籍期間終了日になっているが、デッドラインデーまで選手の動向からも目が離せない。