【浦和】背番号『30』の後継者、興梠慎三が”あのウインガー”を指名。引退後は指導者の道へ、目標はレッズの監督「リーグ優勝を目指す」
興梠慎三。(C)2023 Asian Football Confederation (AFC)
浦和歴代最多114ゴールも、「記録は抜けたが、福田さんにははるか及ばなかった」。
J1リーグ浦和レッズのFW興梠慎三が7月31日、2024シーズン限りで現役引退すると発表した。同日、埼玉スタジアムで引退記者会見を行った。
38歳の誕生日に、現役20年間のキャリアにピリオドを打つことを発表した。その記者会見の中で、興梠は浦和で11シーズンにわたり着けてきた背番号「30」の後継者について問われると、まずレッズの「ナンバー9」への想いも口にした。
「浦和で11年間やってきました。浦和のエース番号は福田(正博)さんが着けていた『9番』であることは、自分もよく分かっていました。
そのエース番号を9番から30番にしたいという一心でこれまでやってきました。はるか及ばなかったですが、福田さんの持っている記録を抜けたことは、すごく嬉しく思っています」
興梠は浦和歴代最多となる114ゴールを記録。福田氏のJ通算93得点を抜いた。
そして、それぞれの背番号に誇りを持ち、レッズのエースナンバーにしてもらいたいと語り、次のように”後継者”を指名した。
「後輩に託すつもりはないですし、それぞれの番号が、その番号が浦和のエース番号だという想いを持ってやってくれれば一番いいと思います。(もしも託すならば……)自分が一番かわいがっている前田直輝が着けてもらえるのが一番いいかなと思います」
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そのように今季加入し、現在38番を着けている前田への期待を口にした。