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日本代表、ナイスファイトのベトナムと1-1引き分け。吉田麻也が意地の1ゴール

上田綺世。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

ホームで歴史的な1ポイントを献上。

[W杯アジア最終予選 第10戦] 日本代表 1-1 ベトナム代表/2022年3月29日19:35/埼玉スタジアム

 カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選ラスト第10戦、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)がベトナム代表と1-1で引き分けた。すでに7大会連続でのW杯出場を決めている日本はグループB、7勝1分2敗(12得点・4失点)で全日程を終えた。

 5バック気味でゴール前を固めるベトナムに対し、日本は思うようにサイドを活用して崩せない。すると19分、コーナーキックからグエン・タイン・ビンに決められて、アウェーチームに先制されてしまう。

 前半の日本はバランスが悪く、チーム内で改善できない。そして1点リードされたまま折り返す。

 迎えた後半、ホームチームは旗手怜央を下げて、伊東純也を投入。久保建英をトップ下に置く、4-2-3-1へシステムを変更する。伊東のアタックが突破口を切り開き、迎えた54分、ボランチに入った原口元気のシュートのこぼれ球を、攻撃参加した吉田が押し込んで同点とする。

 さらに日本の森保一監督は南野拓実、田中碧、守田英正をピッチに送り出して逆転を狙う。

 すると70分、上田綺世のシュートが南野拓実に当たり、そのこぼれたところを田中碧が押し込み、ついに逆転か――と思われたが、VARの介入により南野のハンドのファウルで取り消しに。

 さらに78分、コーナーキックから吉田が再び決定機を迎えたが、シュートは枠外へ。

 88分、上田がシュートを決めて、ついに代表初ゴールかと思われたが……これもオフサイドのファウルで認められない。

 負傷でGKを交代する事態にもなったベトナムだが、最後まで守り切り、1-1の引き分けに。日本はホームで、ナイスファイトを演じたベトナムに歴史的と言える1ポイントを献上した。

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