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上田綺世が背中をパンチされ、うずくまる。その相手DFがハンドでPK献上、フェイエはAZと3-3…土壇場追い付かれる

上田綺世 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

チームはGKオウス=オドゥロの攻撃参加からラストプレーでPKを与えてしまう。開幕5連勝でストップも無敗キープ

[オランダ1部 6節]AZ 3-3 フェイエノールト/2025年9月21日/AFASスタディオン

 オランダ1部(エールディビジ)6節、フェイエノールト・ロッテルダムがAZアルクマールとのアウェーゲーム、ラストプレーのPKで3-3に追い付かれた。開幕から6試合・5得点と首位チームを牽引するフェイエのFW上田綺世、そしてDF渡辺剛の日本代表コンビはフル出場している。

 開始18分、上田がゴール前にいると、相手の21歳若手DFヴァウテル・フースに執拗に背後から叩かれる。かなり力を入れたパンチと言え、背中とあってその場でうずくまってしまう。ただここは主審からフースへの注意でプレーは続行された。

 すると24分に先制されたフェイエノールトだが、36分、シュートに腕を出したフースのハンドのファウルでPKを獲得。キャプテンのセム・スタインが沈めて同点とする。

 そのあとフェイエは再び一時勝ち越されたが、56分にジョーダン・ボス、78分にアニス・ハジ・ムーサのゴールで逆転に成功した。いずれも上田が最前線に張って相手マークを引き付け、そこで生じたスペースを上手く突いて生まれた。

 ところが……。

 アウェーチームは90分にアネル・アフメドジッチが2枚目のイエローカードをもらって退場処分を受け、数的不利に陥る。

 最後は防戦を強いられ、AZのコーナーキックから、攻撃参加したGKロメ=ヤイデン・オウス=オドゥロの折り返しが流れ、守備に回っていたフェイエのウインガーであるウェズレイ・パタティが軽率に足裏でボールを処理しようと試みて相手を踏んでしまい、PKを与えてしまった。

 ラストプレーで、メックス・ミールディンクに沈められて、フェイエノールトは3-3で引き分けた。

 フェイエノールトは開幕5連勝でストップ。それでも5勝1分と無敗をキープし、首位に立っている。

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 渡辺はセンターバックとして、フル出場している。