【鹿島】荒木遼太郎がリーグ優勝へのキーマンだ!「期待がたくさんあったほうが、自分はいいプレーができる」
鹿島の荒木遼太郎。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA
G大阪戦の終盤に投入され、前線を活性化させる。
J1リーグ鹿島アントラーズの荒木遼太郎が10月5日のホームでのガンバ大阪戦(0-0)で、81分に鈴木優磨と交代出場したあと前線を活性化させた。
リーグ戦では6試合メンバー外が続いた。そして名古屋グランパス戦から2試合連続で途中出場。久々に立ったメルスタのピッチで、荒木がチームに推進力をもたらし、勢いに乗って試合終了間際のPK獲得にもつなげた。
荒木は試合後、「試合を見ながら、スペースが空いているなと思っていたし、どこでボールを受けたらいいかイメージして入れました。ゴールを決めるチャンスがあったので、そこで結果を出せたら、もっと良かったですが」と得点にはつなげらなかったことを悔やんだ。
「この世界は数字という結果が一番大事で、得点やアシストでチームに貢献したいと常に思っています。シーズン前半に出ていた時はアシストの前のチャンスの部分だったり、展開の仕方だったり、ボールを引き出して前につなぐところだったり、数字ではない部分でもチームに貢献できていたと思います。次は結果を出していきたいです」
リーグ首位に立ち優勝を目指すなか、メルカリスタジアムを満員で埋めたサポーターからの声援は大きな後押しになったという。
「本当に緊張感のあるなかでプレーできて楽しかったですし、サポーターの皆さんが作ってくれる雰囲気がとても良かったです。集中してやらないといけないなと感じますし、そういう周りからの期待がたくさんあったほうが、自分はいいプレーができると思います」
なかなか頼もしい。荒木のようなタイプが、今の鹿島には求められているのかもしれない。
「そのなかで結果を出し、一つずつ勝ちながら進んでいきたい。(出場できずにいた間)自分で整理しながら、あまりネガティブになりすぎずにいました。練習のなかで自分らしいパフォーマンスを出していければと思っていました。鹿島の練習のなかで、しっかり自分らしさを出せれば、試合でも出せると思っていたので、そこの自信は失わずにやっていました」
いま読まれている記事>>【サッカー日本代表】パラグアイ代表「早く到着」の選手優先。リーベルのスターは水曜夜に合流
ピッチに立てばやれるという自信がある。ラスト5試合、荒木がリーグ優勝へのキーマンとなりそうだ。