【サッカー日本代表】パラグアイ代表「早く到着」の選手優先。リーベルのスターは水曜夜に合流
パラグアイのグスタボ・アルファロ監督。(C)SAKANOWA
アルファロ監督「日本戦は特に時間がなく、本当に直前に合流した選手もいます」
[キリンチャレンジ杯]日本代表 – パラグアイ代表/2025年10月10日 19:20 /パナソニックスタジアム吹田
北中米ワールドカップ(W杯)に向けた強化試合となるキリンチャレンジカップ2025初戦、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)対パラグアイ代表の一戦が10月10日、大阪のパナソニックスタジアム吹田で行われる。
FIFAランキングは日本19位(アジア1位)、パラグアイ37位(南米6位)。いずれも、すでにW杯の出場権を獲得している。
今回のパラグアイ代表のメンバーは、パラグアイをはじめ、ブラジル、アルゼンチンといった南米に加え、アメリカ、メキシコ、カナダの北中米、さらにイングランド、イタリア、ロシア、UAE……まさに世界中から日本に集結している。南米や北中米からは地球を半周しての大移動である。
グスタボ・アルファロ監督は日本戦前日の公式記者会見で、「日本戦に関しては特に時間がなく、本当に直前に合流した選手もいます」と、選手のコンディションはそれぞれ大きく異なると説明した。
「例えばペルー戦(パラグアイが1-0で勝利)でゴールを決めたマティアス・ガラルサはアルゼンチンのリーベル・プレートでプレーしていて、昨晩(水曜日の夜)日本に到着し今日練習に加わりました。本当は彼をスタメンで起用したいところですが、フィジカルコンディションや時差を踏まえると、彼の体は十分適応できていないと思います。明日のメンバーを選ぶ際、より移動が少なかった選手、あるいは早く日本に到着していた選手、そのあたりも考慮することになると思います」
移動距離、あるいは大阪に到着した順番も、スタメンの人選で考慮するという。
「ガラルサはアルゼンチンで日曜日に試合をしていますが、時差を踏まえると、それは日本の月曜朝になります。彼はアルゼンチンの地方から移動し、長旅をしてきました。月曜日に出発し、日本に到着したのは水曜日です。それだけに、コンディションの良い選手を優先し、チームを編成するという考え方になるかと思います」
「もちろん、新たにパフォーマンスを確認したい選手もいます。ワールドカップに向けた準備の一環として戦いたいです。今回の親善試合は例えば格下など、よりイージーな条件で戦えるチームを選ぶこともできましたが、あえて要求度の高いチームと対戦することを望みました」
今月は日本と韓国、そして11月にはアメリカ、メキシコと対戦するという。
「日本、韓国、アメリカ、メキシコと、全て私たちよりランクが上のチームです。さらに来年3月も、ヨーロッパやアフリカの強豪との試合を望んでいると、サッカー協会には申し出ています。そういった要求の高い試合でないと、自分たちに何が不足しているかを見極められないと考えています」
パラグアイは状況的に見て、14日の韓国戦で現在のベストメンバーを組むことになりそうだ。