【鹿島】ベルギーから復帰の鈴木優磨が決意「また戻って来れたという嬉しさが込み上げてきた」
鹿島の鈴木優磨。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
開幕はアウェーG大阪戦、「吹田はすごく相性がいい」。
[J1 1節] G大阪 – 鹿島/2022年2月19日14:00/パナソニックスタジアム
J1リーグ鹿島アントラーズのFW鈴木優磨が2月17日、オンラインによる取材に応じて、シーズン開幕を2日後に控えての心境、そして2022シーズンへの決意を示した。
先日の水戸ホーリーホックとのプレシーズンマッチ「いばらきサッカーフェスティバル」ではPKを止められて、“復帰初ゴール”はお預けに。試合も0-1で落とした。
「勝てないとダメなので、開幕に向けて、しっかり身が引き締まって練習できています。特別ゲーム自体は悪くなくて、俺が(PKを)外して難しいゲームにしてしまいました。決めていれば、また違った展開になっていたはずです」
そして19日のJ1リーグ開幕、ガンバ大阪とアウェーで激突する。
「あれこれ考えても結局は『結果』なので、(相手について)ある程度予想していても試合が始まらなければ分からないところもありますし、そこは(岩政)大樹さんもそれを提示してくれています。あとプレーするのは選手たち。そこで全員が共通認識を持てれば勝てると思います」
狙うのは開幕スタートダッシュだ。
「スタートダッシュは大切になり、若いエネルギッシュな力をどんな形でも勝利につなげられれば勢いに乗れると思います。もちろん内容も大事ですが、泥臭くでもまず大阪から勝点3を持ち帰りたいです」
また今季は、ベルギー1部のシント=トロイデンVVから約2年半ぶりの復帰を果たした。その決断の理由について問われた25歳のストライカーは、「そんなに深くないです。(欧州内での移籍について)タイミングが合わなかったことと、同時に鹿島でタイトルを獲りたい気持ちがずっとあり、それがこのタイミングでした」と明かした。
そして水戸戦では、背番号40の姿をサポーターに初めて披露。そしてキャプテンマークもつけてピッチに立った。
「勝ち負けを抜いた感情では、また戻って来れたという嬉しさが込み上げてきました。同時に勝たせられなかった悔しさも両方ありました。(声を出せない応援については?)それは個人的にすごく寂しく思いました。カシマスタジアムに来る相手は、その声援を聞いてアウェーに来たと思うはずです。しょうがないなと思うと同時に、そのような雰囲気でまたやりたい気持ちもすごくあります」
開幕のパナソニックスタジアムは、自身のゴールで勝利をもたらした地でもある。
鈴木は鋭い視線で、開幕戦でのゴールと勝利に焦点を当てる。
「吹田はすごく相性が良いと思っています。ここで今シーズンやるなと思わせるためにも勝利が必要です。厳しい戦いになっても、必ず勝点3を持ち帰れるように、ハードワークして頑張ります」
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[文:塚越始]