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町田が神戸を下し天皇杯初優勝。日本代表FW相馬勇紀が決勝ゴール「チップキックに切り替えた」

町田の相馬勇紀が天皇杯決勝の神戸戦で“優勝決定ゴール”を奪取! 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

GK前川黛也との1対1、咄嗟にシュートの選択を変える。

[天皇杯 決勝] 町田 3–1 神戸 / 2025年11月22日14:00 / 国立競技場

 第105回 天皇杯決勝、FC町田ゼルビアが藤尾翔太の2得点と相馬勇紀の1ゴールで、大会連覇を狙ったヴィッセル神戸に3-1の勝利を収めて初優勝を成し遂げた。これが町田にとって嬉しい初の主要タイトル獲得に。 

 相馬は1-0で迎えた32分、ミッチェル・デュークのピンポイントパスから抜け出して、カウンターを発動。持ち前の瞬発力のあるドリブル突破から、最後は左足のチップキックによるシュートでGK前川黛也をかわして追加点を奪った。神戸に大きなダメージを与え、結果的にこの一発が決勝点となった。

 相馬は試合後のヒーローインタビューで、「(デュークからのパスに)カウンターを狙っていました。(フィニッシュは)最初は速いシュートを打とうと考えていましたが、前川選手が寄せてくるのが分かり、チップに切り替えて、上手く決められて良かったです」と、咄嗟にシュートの選択を変えたと明かした。

 そして町田の背番号『7』は「苦しいシーズンでしたが、どんな時でも支えてくれたサポーターのお陰です。ありがとうございました」と、ゴール裏のスタンドを埋めたサポーターに向かって感謝を伝えた。

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 今季リーグ戦でも絶好調をキープする日本代表ウインガーが、国立の大舞台ではばたき、ゴールとともに町田へ初タイトルをもたらした。

Posted by 塚越始