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【浦和】クラブW杯で迎えたピーキング、スコルジャ監督「その後は安定を欠き、状態にばらつきがあった」

リーベル戦に臨んだ浦和のスターティングイレブン。 (Photo by Steph Chambers - FIFA/FIFA via Getty Images)

アメリカでの経験を踏まえ、ステップアップとはいかず。全敗しながら補強に動かなかった強化の姿勢も問題。

[J1 37節] 岡山 ― 浦和 / 2025年11月30日14:00 / JFE晴れの国スタジアム

 J1リーグ浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が11月28日、第37節ファジアーノ岡山戦に向けたオンライン取材に応じ、そのなかで今季のパフォーマンスの変動について言及した。6月にアメリカで開催されたクラブ・ワールドカップ(クラブW杯)で最初のピークを迎えた一方、その後は安定感を欠いたと振り返った。

 浦和はシーズン序盤にアップダウンを繰り返しながら持ち直し、チーム状態を上向かせてクラブW杯に臨むことができた。しかし、スコルジャ監督はシーズン全体を振り返り、クラブW杯を終えた夏以降、安定を欠いたと悔やんだ。

「クラブワールドカップがシーズン途中にある独特なシーズンでした。言い訳をしたいわけではありませんが、クラブワールドカップに向けたチーム作りは上手くいっていたと思います。しかし大会後、安定を欠くようになりました。毎試合勝ち続けるために必要なレベルを維持できず、試合ごとに状態にばらつきがあったと思います」

 クラブW杯に向けて一度ピークを迎えた。ただ結果的にその状態を超えるぐらいの次の山を作れなかった。

「クラブワールドカップ後にコンディションが落ちた選手は多数いました。選手個々の状態を維持できなかった。これは来シーズンへ向け、教訓として生かさなければいけないと思います」

 さらに、「良い結果を残し続けるためには、クラブ全体が同じ方向性やエネルギーを持って進むことが必要だと思います」と、クラブとしての組織的な一体感の大切さも強調した。

 クラブW杯は、それぐらい痺れる大会であり、受ける刺激とともに敗戦によるダメージが大きかったのもまた確かだ。

 スコルジャ監督はクラブW杯に向けてチーム状態を上向かせた。しかし、その大会をきっかけに弾みをつけるという青写真は叶わなかった。むしろクラブW杯でのグループステージ全3敗後、補強を行わなかったクラブの強化方針も影響し、停滞感は強まっていった。

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 今季アウェー最終戦となる岡山戦、指揮官は必勝を期す。倒れ込んでファウルをアピールしても、それが勝利につながらなければ独りよがりにすぎず、誰の心も動かせないだろう。とにかくゴールを決めて勝利だけを欲する。そんな気持ちの入ったパフォーマンスを見せてもらいたい。

Posted by 塚越始