アヤックス加入決定、日本代表DF冨安健洋の目標はただ一つ「タイトルを獲りたい」。板倉滉の存在については…
アヤックスへの加入が発表された冨安健洋。 クラブ公式サイトより
「どれだけ努力してきたかは自分が一番分かっている。より強くなって戻るため、本当にハードに取り組んできた」
オランダ1部(エールディビジ)のアヤックス・アムステルダムへの加入が発表されたサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)DF冨安健洋(Takehiro TOMIYASU)が12月16日、クラブ公式ユーチューブチャンネルのインタビューに応じた。ケガを乗り越え長期離脱からの再出発。「チームメイトに親友がいるのは心強い」と板倉滉の存在を喜び、日本代表コンビで最終ラインを支え、シーズン後半の反撃を誓った。
冨安は「ここにいることができて、とても嬉しい」と率直な思いを口にし、「12か月間離脱していて、自分にとってとても厳しい時期だった。彼らがいなければ、今日ここにいることはなかった」と、これまでサポートしてくれた全員への感謝を伝えた。
約1年に及んだリハビリ期間については、「本当に厳しい時期だったが……決してあきらめなかった」と振り返る。苦しい状況のなかでも復活を信じ、ハードな取り組みを続けてきたという。
アヤックスへの加入を決断した理由について問われると、冨安は「自分への信頼を強く感じた。自分の能力に対する信頼も。それがアヤックスを選んだ理由」と説明している。
また、かつてアーセナルFCでともにプレーしたユリエン・ティンバーからは、「クラブについては良いことしか言っていなかった」と明かした。一方、チームの現在地についても理解していて、「若い選手が多く、今は少し難しい状況だと思う(首位PSVと勝点14差のリーグ3位)。それでも、リーグ優勝のチャンスはあると思う」と語る。
冨安自身がチームにもたらせるものとして、トップレベルのクラブで積んできた経験を挙げ、「若い選手たちの手本になりたい。ピッチの中でも外でも」と、プレーのみならず振る舞いなどの面でも貢献したい考えを示した。
また、板倉滉については、「チームメイトに親友がいるのは心強い」と言及。「16歳の頃から一緒にプレーしている。彼のことはよく分かっているし、彼も自分をよく理解してくれている」とその信頼関係をチームにも還元していく。
ポジションについては、「センターバックもできるし、サイドバックでもプレーできる」と柔軟性をアピールし、「どの試合でも全力を尽くすことを約束します」とファンに向けてメッセージを送った。
現在のコンディションについては、「この12か月、どれだけ努力してきたかは自分が一番分かっている。より強くなって戻るため、本当にハードに取り組んできた」と説明。「あと数週間は必要だが、体調は良く準備はできている」と、ウィンターブレイク明けのデビューを目指す意向だ。
何より冨安は「アヤックスでタイトルを獲得したい。僕自身はこれまで一度もタイトルを獲ったことがない」と目標を口にした。
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アヤックスは現地12月20日のNECナイメヘン戦のあとクリスマス休暇に入り、1月11日のテルスター戦で再開する。




