アジアサッカー連盟が医学的見解「口の中を清潔に保つことが、パフォーマンス向上につながる」

AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)エリートのエンブレム。(C)SAKANOWA

アジア初の包括的ガイドラインを承認

 アジアサッカー連盟(AFC)は3月27日、医療委員会の第5回会合を開催し、選手の口腔ケアに関する新たな指針「歯科健康および試合中の歯科的緊急対応に関するガイドライン」を承認したと発表した。

 このガイドラインは、アジアサッカー史上初となる包括的なスポーツ歯科の枠組みで、選手の口内環境を医療管理の中核に位置付けている。今後も最新の医学的知見に基づき、継続的に更新されていく。

 具体的に、試合・大会前の歯科検診の実施、ケガの予防策、トレーニングや試合中に発生する口腔・顔面の外傷に対する迅速な対応プロトコルなどを明示。選手の安全性とパフォーマンス向上の両面で新たな基準を打ち立てる狙いがある。

 会合を主導したAFC医療委員会のダトー・ドクター・グルチャラン・シン委員長は、「口腔の健康は選手のパフォーマンスにとって極めて重要だ。しかし、これまで競技スポーツにおいて十分に注目されてこなかった。このガイドラインにより、アジアのすべてのアスリートが世界水準のケアと安全性の恩恵を受けることになる」と意義を強調した。

 また、同委員会はマレーシア国立心臓研究所と連携し、サッカーにおける突然の心停止の監視と予防を目的としたアジア初の登録制度の導入も承認。2027年の競技カレンダー策定に向けた検査体制の整備、猛暑や大気汚染といった環境要因に対応するための専門諮問グループの設置にも合意した。

 AFCは医科学分野からも選手の安全と競技力向上を支える取り組みを強化していく方針だ。

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