日本代表の監督候補とも噂、元ドイツ代表指揮官レーヴが現場復帰に否定的「可能性は、かなり低い」

欧州CLバイエルン対パリSG戦を訪れたヨアヒム・レーヴ氏。写真:ロイター/アフロ

「内なる炎が欠けている」

 これまで現場復帰を待望されてきた元ドイツ代表監督のヨアヒム・レーヴ氏(Joachim Löw)だが、指揮官として戻ることに消極的な姿勢を示した。『スカイ』ドイツ版が5月11日に報じた。
 2014年のブラジル・ワールドカップ(ブラジルW杯)優勝監督であるレーヴ氏はこのほど、ベルリンで行われたイベントに出席。そのなかで「ベンチへの復帰」について問われると、「可能性はかなり低い」と語った。
 レーヴ氏はEURO2021のあとドイツ代表監督を退任した。その後は出身であるSCフライブルクをはじめ複数クラブや代表チームからオファーを受けてきたという。日本代表監督候補として名前が挙がった時期もあった。
 しかし66歳になった知性派監督は「これまでオファーはあったが、監督をやるために必要な“内なる炎”が少し欠けていた」と自身のエモーショナルの面について説明。「もう数年間、現場から離れている。チームを継続的に前進させるだけのエネルギーが、自分にまだあるのか分からない」と本音を明かしたのだ。
 さらに、現代サッカーの変化にも言及する。レーヴ氏は「サッカーは常に進化している。自分の言っていることが、今も本当に正しいのか分からない」と、スピード、強度、クオリティのすべてが以前より高まっているとの見解を示した。
 一方、完全否定ではなかった。
「本当に心を動かされるオファーが届けば、もう一度やる可能性はあるかもしれない」 そう含みを持たせながらも、「ただ、その可能性は高くない」と改めて強調した。
 最近ではガーナ代表の監督就任説も浮上していた。ブラジルW杯では「ミネイロンの惨劇」(ドイツがブラジルに7-1勝利)から世界一をつかんだ、最強のドイツを知るレーヴが再びベンチに戻る日は来るか。日本代表、あるいはJリーグクラブでは……その心を動かすことは難しいのだろうか。
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