炎上に発展した岡山vs広島の踏みつけ疑惑、VAR運用に課題。JFA「OFRは必要なかった」
岡山vs広島戦の判定について説明するJFA審判委員会の佐藤氏。(C)SAKANOWA
ノーファウル判定は“支持”も、介入基準に見解
日本サッカー協会(JFA)審判委員会が5月13日に都内で行ったレフェリーブリーフィングで、「J1百年構想リーグ」地域ラウンド第14節のファジアーノ岡山対サンフレッチェ広島戦(岡山が1-0で勝利)の判定について説明があった。
この試合では後半の接触シーンを想起させる画像が岡山の公式SNSに投稿され、そのあと削除・謝罪に発展。SNS上でも議論を呼んだ。
対象となったのは65分の場面。ペナルティエリア内で岡山の河野孝汰が、広島の中野就斗の足首付近を踏みつけたのではないか――と議論が起きたシーンだ。
今回、VARオペレーションルームと主審のやりとりの音声も一部公開された。主審は現場で「アクシデンタル」でありノーファウルと判定。一方、VAR側からは「アクシデンタルだと思う」「ただ踏んでいる場所が悪い」「ボールは、どちらかといえば広島か……いやイーブンか」といった確認があった。
そのうえでVARは「一回見て決めていいかもしれない」とオンフィールドレビュー(OFR)を推奨。主審は映像確認を行い、最終的にノーファウルと判定した。
この運用について、佐藤隆治JFA審判マネジャー(Jリーグ担当)は次のように説明した。
「テクニカルにノーファウルであることは、十分理解できる。しかし足裏が足首付近に来ていることも確認できる。ただ一方、VARでOFRを見せたことはどうか。最終決断は支持するものの、主審に映像を見せる必要はなかった」
VARはすべてのプレーを確認しているが、介入対象は得点、PK、退場に関わる“明らかな判定ミス”に限られることが競技規則で定められている。
今回はペナルティエリア内での接触で、PKの有無にかかわるシチュエーションだ。そこで主審とVARはともに「アクシデンタルな接触」と認識していた。
そのため、JFA審判委員会は今回のある意味“念のために”あるいは“最終確認”として実施されたOFRについて、運用上の課題を指摘した。
最終的なノーファウル判定自体は支持しつつも、VAR介入基準について改めて審判員間で徹底していく方針を示した。
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