【浦和0-0広島】スキッベ監督「レベルの高い試合だった」、リカルド監督「VARでの得点取り消しは残念」。レッズ3試合連続ノーゴール、試合後にはブーイングも…
浦和のリカルド・ロドリゲス監督(天皇杯より)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「最後までゴールを目指して頑張り、ラッキーパンチが来ればと願っていました」
[J1 13節] 浦和 0-0 広島/2022年5月13日19:30/埼玉スタジアム
『フライデー・ナイト・Jリーグ』として組まれたJ1リーグ13節、浦和レッズ対サンフレッチェ広島の一戦は、西川周作と大迫敬介の好セーブが光り、スコアレスで引き分けた。浦和はリーグ5試合連続ドローで、最近3試合ノーゴール。
浦和は開始14分、馬渡和彰の直接フリーキックがゴールネットを揺らしたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入のあと、岩波拓也のオフサイドの反則でノーゴールに。
その後は広島が何度か浦和ゴールに迫ったものの、西川とアレクサンダー・ショルツを中心に防ぎ続け、反撃につなげる。
そして試合終盤、ホームチームは途中出場のキャスパー・ユンカー、江坂任を軸に猛攻。だがユンカーが抜け出した決定的シュートは、GK大迫敬介に止められるなど、またもゴールを決め切れなかった。
大雨のなか拍手で選手たちを後押ししたゴール裏の浦和サポーターからは試合後にブーイングも飛んで、選手に奮起を促した。
リーグ優勝を目標に掲げた浦和だが、これで2勝6分4敗(11得点・10失点)の勝点12で暫定13位。一方、広島は4勝6分3敗(15得点・12失点)の勝点18で暫定6位。
広島のミヒャエル・スキッベ監督は試合後の記者会見で、「面白い試合でした。どちらもチャンスを作り、どちらもゴールキーパーが活躍した試合でした。最後までゴールを目指して頑張り、ラッキーパンチが来ればと願っていました。Jリーグの中でもレベルの高い対戦だったと思います」と振り返った。
また浦和のリカルド・ロドリゲス監督は次のように語った。
「前半はすごく良かったと思います。コンビネーションから相手を剥がすこともできました。しかし、そのあとファイナルサードや4分の1の質が低下し、焦った形になってしまい、シュートを打っても可能性があまり高くないシチュエーションが目立ちました。
またVARでゴールが取り消されましたが、セットプレーがカギを握ると思っていただけに残念でした。後半はビルドアップをかけるやり方で、プレー強度が落ちるなか、ボールを握ることが難しくなっていきました。それでも勝点3を取れるチャンスはありました。この試合は非常に硬く、難しい試合になりました」
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