浦和移籍は“保留”、リンセン「お金だけではない」。フェイエノールトのFW事情も関係か
フェイエノールトのリンセン。(Photo by Dean Mouhtaropoulos/Getty Images)
複数のオペレーションの行方によっては――。
[オランダ1部 33節] ゴー・アヘッド・イーグルス 0-1 フェイエノールト /2022年5月11日18:00(日本時間12日3:00)/デ・アデラールショルス
オランダ・エールディビジ(1部)フェイエノールト・ロッテルダムのFWブライアン・リンセン(Bryan Linssen)がこのほど、噂される浦和への移籍について改めて言及。「まだ何も分からない」と強調したなかで、「お金だけではない」とも語っていたことが分かった。
オランダメディア『FCアップデート』によると、リンセンが『ESPN』のインタビューに応じて移籍の噂について語っていたなかで、「全てを投げ出すわけにはいきません」「みんなお金だけの問題だと思っていますが、もちろん、そんなことはありません」とも語っていたということだ。
他にも、次のように語っていたという。
「何かが起きているのは確かです。今、彼らと話をしていることも事実です。実際に出るかどうか、正直なところ分かりません。すぐ近くではいので、全体が100パーセント明確にはなっていません」
31歳のリンセンは11日のゴー・アヘッド・イーグルス戦で先発出場し、決勝点を奪取。今季リーグ33試合・13ゴール・8アシスト、公式戦通算51試合・17得点・10アシストに伸ばした。
また、同メディアは、フェイエノールトのFW事情についても触れている。ベルギーのKRCゲンクからレンタル中であるシリル・デセルスを、来季400万ユーロ(約5億3000万円)で獲得できるものの、その買取オプションを行使するか未定という。さらにアヤックス・アムステルダムのダニーロがフリートランスファーになり、フェイエノールトに加わるのではないかとも言われている。
リンセンは2023年6月までフェイエと契約を結んでいる。そのため、こうしたオペレーションがクリアにならなければ、クラブもリンセン放出を決定できないだろうということだ。つまり、リンセンのクラブへの配慮も感じられる。
また、フェイエノールトはUEFAカンファレンスリーグ(UECL)の決勝(ASローマ戦)に勝ち進んでいる。リンセンもまずは、今季新設されたこのタイトルの初代王者に就くことに集中している。
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