アジア最強FWだ。セルジーニョ「5試合5ゴール」の咆哮
ACL決勝ペセルポリス戦、チーム2点目を決めたセルジーニョが咆哮を挙げる。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
決勝トーナメント全試合ゴールの偉業達成なるか。
[ACL 決勝 1st-leg] 鹿島 2-0 ペルセポリス/2018年11月3日/県立カシマサッカースタジアム
アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝第1戦・鹿島アントラーズが11月3日のホームでの一戦、イランのペルセポリスに2-0で先勝した。
58分に、土居聖真とのワンツーからレオ・シルバが左足で決めて先制。そして70分、セルジーニョが自身のFKから混戦となったあとに三竿健斗のロブパスをねじ込み、2-0とリードを広げてみせた。
大きな意味を持つ一撃。3万5022人で埋まった超満員のカシマスタジアムで、セルジーニョは最高の笑顔を浮かべて咆哮を挙げた。
これでセルジーニョは夏の加入後、ACL全試合に出場し、すべてでゴールを決めてきたことになる。
準々決勝の天津権健(〇2-0/H、〇3-0/A)、準決勝の水原三星(〇3-2/H、△2-2/A)のホーム&アウェーの計4試合、そして今回のペルセポリスとの決勝(〇2-0)と、5試合5ゴールを奪ってきた。さらに3アシストも記録。13ゴール中8得点に絡んでいることになる。まさに現在のアジア最強ストライカーと言っても過言ではない。
「私一人ではなくて、みんなで点を取っている感じ。とはいえ、次で勝たなければ何も意味がない」
セルジーニョはあくまでチームの勝利だけを目指していると強調する。
準々決勝、準決勝、決勝での全ステージでのゴールは達成。あとは全試合ゴールなるか――。
もちろん10日のアウェーでの第2戦(日本時間10日24時開始)、セルジーニョが6試合連続の得点を決めれば、それは優勝が大きく近づくことを意味する。鹿島の18番がきっとテヘランの舞台でもひと仕事してくれるはずだ。
文:サカノワ編集グループ